従業員教育

農場の規模が大きくなると、いかにいい人材を確保するか、あるいは、従業員の教育をどうするかが、農場の将来の発展に直結します。

2000年度に日本経営品質賞を取った、株式会社武蔵野の小山昇社長は興味深いことを言っています。

「知名度や経済力が劣る中小企業では、最初から優秀な人材など獲得するのは難しい。あるいは獲得できたとしても、充分な待遇、指導が与えられないから、すぐに退職されてしまう。であれば、いまいる人材を鍛えることしかありません。」

「一番力を注いだのは各種勉強会の実施です。一人平均300時間、社員には本来の業務とは別に毎日2時間くらい勉強させていたことになります。」
「人材力を高めることこそが“勝ち残る”ための最良の手段だからです。」

従業員が一年に300時間勉強した会社は、勉強していない会社にくらべて5年後には
すごい差になっているそうです。

小山社長の言うとおり、最初から優秀な人材を確保するのは農場でも難しく、また、確保してもすぐやめるというもの、まったく同じなのが現状です。
じゃあ、その従業員をどうやって教育するか。

農場の関係する分野として、繁殖技術、ミルカー管理、搾乳技術、育成技術、糞尿処理問題、エサの給与技術、粗飼料生産技術、牛舎問題、カウコンフォート、投資計画、経理など技術的な勉強はいくらでも材料があります。

各種月刊情報雑誌や技術別冊号、各種セミナーへの参加、ビデオやDVDなど使える教材はたくさんあります。
「コミュニケーション」についても、この本をはじめ、いくつかの教材があります。
自分たちでできないなら、外部に委託すべきでしょう。

普及センター、獣医師、農協、コンサルタント、コーチなど、お金を出してでもみんなで勉強する価値は、すごいものがあります。
年間に、50万円~100万円払っても、元はすぐ取り返します。

でも、人間はそんなに意志が強いものではありません。
私なんかも、なにかしようと決めても、ついつい忙しさにかまけて、やることが後回しに
なってしまいます。

だから、社長あるいは農場長の権限で、勉強を強制すべきです。
強制しなければ、年間300時間はおろか、年間50時間さえもできません。
1年間強制してでも続ければ、確実に変化します。

小山社長の長年の経験でも、「社員を強制的に勉強させていることころは業績が良く、逆に、社員の自発性に任せすぎているところは業績が悪い。それはもう、おもしろいほどです。」

従業員教育について、キーワードは、「強制」と「継続」です。
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by agricoach | 2005-11-29 21:25 | 運営


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


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