具体的作業への落とし込み 3

たとえば、削蹄。

フリーストールやフリーバーンの農場では特にそうですが、蹄が悪くて大きなロスをしています。
そんな100頭規模の農場では蹄管理から年間、100万円~200万円の利益が出てきます。

「削蹄を徹底して、200万円アップする」という目標を、具体的作業にどう落とし込むか。

「だれが」「いつ」「どのように」「いくらで」、この各項目を具体的に。

削蹄師に依頼するのか、自分で削蹄するのか。
削蹄師に依頼するなら誰が連絡するのか。
自分で削蹄するなら、その方法はどうするのか。
100頭規模の農場で一頭の牛を一年に2回削蹄するには、年間延べ200頭。
一度に全頭削蹄するのか、月ごとに分けて削蹄するのか。
一ヶ月に15~20頭づつ分けて削蹄するには、何人の人数で、その月のいつにするのか。
全頭削蹄せず、蹄が悪い牛のみピックアップして削蹄するのか。
もしそうなら、誰がいつどのように削蹄する牛を決めるのか。
夏場の粗飼料つくりが忙しい時には、どのように削蹄するのか。
削蹄用の便利な削蹄枠を作るのか。
もし、作るならどんなデザインの枠場が、一番効率がよくて使い易いのか。
それを、どこで探すのか。どこに発注して作るのか、買うのか。

忙しいときでも、農場のメンバーが病気や急な用事で抜けたときでも、もれなく削蹄をするためには、どんな仕組みがいるのか。

特にだいじなのが、「仕組み」つくりです。
「暇があって、気が付いた時に削蹄しよう」
などと思っても、まずうまくいきません。
ほとんどの蹄の悪い農場でも、「蹄が悪いから削蹄しなくては!」と思っています。
ところができないのです。

それは「仕組み」まで、作り上げてないからです。
人手が足りなくてもできる、忙しい時期でもできる、忘れてもできる、ヤル気がなくてもできる、
そのためには、どんな仕組みがいるのか。

それを農場の作業に落とし込んでいるところでは、非常にいい蹄をしているので
数百万円のロスを防げています。
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by agricoach | 2006-12-20 23:26 | 運営


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