具体的作業への落とし込み 5

一番大きな支出はエサ代です。

そのエサ代が、自分のところでやっているエサが今いくらなのか、聞いてすぐに返事が返ってくる農場はわずかです。

酪農関係の他の情報誌でも指摘されているように、エサのコストを安くしなさいといわれます。
そのためには、各種類の濃厚飼料、粗飼料の見積もりを出して一番安い飼料を選ぶべきです。その地元で手に入る安い副産物はないのか。

定期的にその作業をして、メニューを組みなおしていくことで、一番コストがかかるエサ代から、多くの利益を出せます。
もし、自分で計算できないなら誰に、いつ、どのくらいの間隔でメニューを見直してもらうのか。

ほかにも、飼料添加物。

ビタミン剤や生菌剤、強肝剤、抗カビ剤、抗寄生虫剤、そのほかにいくつも添加物を使っていますが、同じ成分でも安い商品はないのか、数社に見積もりを出して一番安いものを使う。

また、効果がはっきりしない添加剤も昔からの惰性で使っていないか。
あるいは、投与量も多すぎていないか。

投与量の誤差もけっこうあります。
たとえば子牛の寄生虫の予防薬のアイボメック。
これは高い薬なのですが、投与するビンの目盛りが大きいので、体重の小さい子牛にも数倍の量を多くの農場で使っています。

体重に見合った量を使うだけで充分に効果があります。

農場で使う多くの添加剤や薬剤で同じことが起きています。
チェックすれば年間数万円から数十万円のロスを防げます。

これをチェックして、添加剤の使い方を農場のメンバー全員に徹底するにはどんな仕組みにしなくてはいけないのか。

薬を測るカップを量が誰が使っても分かりやすいようなものに変えたり。

エサや添加物は、農場で大きな支出を占めるので、ここをしっかりチェックすることは、大きな見返りがあります。

必要な作業についての情報は、各種情報誌にのっています。
なにをどうするのかは、多くの情報があります。

しなければいけないことは、多くの農場でわかっているのですが、
それを、仕組みにしていないために、
「しなければいけないけど、今はできない」
となり、ずっとできません。

それは「仕組み」まで、作り上げてないからです。
人手が足りなくてもできる、忙しい時期でもできる、忘れてもできる、ヤル気がなくてもできる、
そのためには、どんな仕組みがいるのか。

一番の要点は、「仕組み化」です。
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by agricoach | 2006-12-21 00:21 | 運営


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