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「話したいことを話す」から「聞きたいことを聞く」へ

先日、鹿児島臨床研究会がありました。

今回は、少し構成をかえてみました。

「セミナー」「講習会」といえば講師が前に出て、聞く人が机にすわって聞く。
というパターンです。

製薬会社の新製品の紹介も今回の臨研で予定していました。
一般的に、新製品の説明というのは、パワーポイントで、製品の開発経過や成分、効果、使用法、注意点など次々とスライドが進み説明されます。

話し手が、しっかり準備して、話さないといけないと考えることを網羅して
プレゼンします。

それでは、「おもしろくない」という方針で、今回は急遽講演者に変更を依頼しました。
今回は、コクシジュウム(寄生虫)の新しい駆虫剤についてですが、
まず、会場を5,6人でグループを数個つくり、各グループごとに
「日頃、コクシジュウームについて持っている疑問やいい治療法など感じていること」をグループごとに話してもらい、そこで出てきたことをボードに書きだします。

そこで出てきた項目について、講演者に話してもらう、というように変えてみました。

聞き手が聞きたいことを、話し手が話す。ということを実行するためにどんな手法があるのか、ひとつの試みとして、良かったと思います。

講演者には、急遽、方法を変えてもらったので大変だったと思います。
何が出るかわからないことを話すというのは大変です。
いろんなことを想定して準備しなくてはいけないし、得意でない分野のことも聞かれるかもしれません。

話し手にとっては、非常に大変な手法ですが、聞き手にとってはおもしろい手法かもしれません。
聞き手が、セミナー後役に立つことを目標って帰るために、
また、聞き手を行動まで導くためには、有効な手法だと思います。

次回は細かい部分について書きます。
by agricoach | 2008-11-10 21:49


メールは 673258.gtwsbc@gmail.com まで。獣医行動科学研究会 


by agricoach

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