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獣医行動科学

ビジネスの分野では行動科学という考え方があります。
他の人に仕事を教える時に「うまくやる」とか「頑張る」とか「一生懸命にする」とかでは、なかなか思うような効果が出ないのが現状です。
そこで、教える内容を知識と技術に分けて考えることが行動科学の第一歩です。
知識とは、聞かれたら答えられること。技術は、やろうとすればできることです。
ひとつの技術は多くの行動から成り立っています。まず、細かく行動を抜き出して行きます。
例えば帝王切開にしても、胎児の生存率が高く、手術後の受胎率が高く、術後の感染症がほとんどない帝王切開ができる高度な技術をもった獣医師の行動を細かく抜き出して、それを新人獣医師がコピーすることで成功率を高くすることができます。

行動を具体的に書き出すとは、数値化できる、誰が見てもどんな行動かわかる、他の人が再現できるということを意味します。

例えば、「毛刈りし術部をきれいに消毒しドレイプを付ける」は行動科学ではより具体的に表します。
毛長1mmのバリカンで幅8cm長さ20cmの範囲を毛刈りし(毛刈り部)、毛刈り範囲の外10cmの範囲まで洗浄用ブラシを使い石鹸で汚れを取る。その後水道水20リットルを使い石けん分を洗い流し、スプレーを使い2%イソジン液を術部全面に3回噴霧する。ペーパータオルを10枚使い毛刈り部周囲の水分を取る。毛刈り部周囲にドレイプ固定用の接着剤を線上に付けドレイプを固定する。

このように、細かい行動にまで抜き出して、その行動をコピーすることで再現することができます。

獣医の技術、まず手術や処置について行動科学的に整理することで診療技術の向上に貢献することができると考えています。そこで今回、賛同者で手術や処置の行動を書き出す作業をしたいと考えています。

新人に教えるとき 行動科学では
教える内容を「知識」と「行動」に分けて教えるとしています。

知識とは、聞かれたら答えられること
技術とは、やろうとすればできること

たとえば知識は、繁殖障害の原因は、診断方法は、治療法は、予防法は。
技術は、繁殖障害の診断をするための直腸検査ができること。
エコーで診断ができる、治療のための子宮洗浄ができる、菌の培養検査ができるなどです。

教えるときに、知識と行動に分けることで
教える側にも、教える手順を整理しやすいし
新人ができなかった時に、知識が足りなくてできなかったのか
技術が未熟なのかを判断することで、
新人の不足している部分を補うことができると思います。


行動の分析をすると、それを基に行動チェックリストができます。
そのリストに従って新人、あるいはベテランの行動のチェックをすることで
何ができて、何ができないのかを知ることができます。

私自身もそうですが、そこそこ経験を積み一人で診療をこなせるようになると
外部の人は、その人をベテランと認識し、すべてできると思い込みます。
ところがベテランでも、人によって得手不得手があり、
技術の癖(若い頃に先輩から教えてもらったやり方など)を漫然と続けていることも多くあります。
知識の差や理解の仕方も、微妙に違っています。

その差を埋めるのが行動科学の役割だと思います。
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by agricoach | 2015-08-13 07:30

メタルアート

あるお店で、面白いものを見つけました。
ボルトやナット、歯車、チェーン、ネジなどを使って
プレデターとエイリアンを作ったものです。

普段は、置物などを買う私ではないのですが
あまりの出来のよさに、ついつい買ってしましました。

プレデターです。

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エイリアン

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by agricoach | 2011-04-18 22:32

口蹄疫 終息に向かうか

このところ、ブログ更新をお休みしていました。

宮崎で口蹄疫が発生して3ヶ月すぎ
どうにか終息に向かっています。

私の往診先の農家は、せりが中止され、収入がない状態が続いています。
牛舎は、せりに出せないで保留している子牛が増え、
牛舎に入れるところが少なく、過密状態で飼われています。

都城では、今週から目視による全頭検査が始まりました。
全農場を10日ほどで検査する予定です。

私も今まで2日出ました。

炎天下に、10~15軒ほどを、防護服を着替えて入り、検査しています。

防護服を着ていると、体温が上がって熱射病になりそうです。
数十人出動していれば、ひとり、ふたり倒れてもおかしくないと思います。

私は、熱射病対策に、小さな保冷財を4個、ハンカチに包み
首に巻いています。
1時間ほどで融けますが、効果場抜群です。
体の疲れが、かなり少なくなりそうです。

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ハンカチに保冷剤をおく

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包む

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首に巻く
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by agricoach | 2010-07-24 13:20

秋のセミナー開始

10月より秋のセミナーを始めます。
月に2回のペースで、来年の3月まで。
計10回ほどを予定しています。
内容は下記の通りです。

開催場所  宮崎県山田町 耕心塾


@話し方、聞き方。共感と同感、叱り方
これをどのように実行するかを考えて、実施報告、できない理由、改良する方法をグループで考える
@ 三輪車理論 コストパフォーマンス四天王
@将来の目標設定。簡易原田式
@ KJ法、見える化、事務所の作戦室化
具体的に農場で実行するために何ができるか、それをどう計画するか。実施報告。
@ 目標達成方法
簡単な計画から。達成感を感じる 具体的な計画を各自でつくり実行計画、実施報告
まずは2週間でやること。 結果をみんなで確認して刺激をうける
@ トイレ掃除
実施報告
意識がどうなったかの報告  継続確認
@ 外的コントロール、鏡の理論
自分の中で、どの項目をどのように実行するかを考えて、結果の報告
@ 当たり前を当たり前に
農場内で当たり前のことで何ができてないか。
それをするために何をどうするのか。
実施報告。変化の報告
@ ビデオを見てグループ討議。何ができるか。どう感じたか
農業関係ビデオ
ビジネス関係ビデオ
@ 死生学 感謝 自分を変える
死生学実習
感謝を感じるためには具体的に何をするのか。
農場内で感謝を伝えるために、何をどうするのか。 計画と報告
@ 考え方を深める方法
64オープンウインドウマッピング マインドマップ
メモ、ミーティング、日誌、整理整頓の実施計画と報告
@ 楽しい農場にするために何をどうするか。
笑顔ワーク 誰をどのように笑顔にするか。その作戦を10個。
実施計画と報告
@ 幸せな生き方、人生を送るために何をどうするのか
対人関係で必要なこと
物事の考え方
自分を変える。パラダイム変換。




参加者自身が自ら変わる「主体変容」がテーマです。
何を身に付けなければいけないのか。
何をどのように考えなければいけないかを
ワークショップを通して考え実行してくセミナーを
めざしています。
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by agricoach | 2009-09-29 01:58

うまくいかなかったセミナー

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先日、沖縄でセミナーをしました。
家畜保健所の業績発表会が朝9時から午後3時半まで研究発表があって、
その審査の間の1時間半ほどでした。

参加者は、20数名。
今回のセミナーは、今までやった中で、一番悪い出来でした。

今回は、「話し手(私)が話したいことを話す、でなくて聞き手が聞きたいことを聴く」という主題で考えてみました。

始めに、アイスブレイクで「目隠しリード」をしました。
これは二人一組になり、一人が目をつぶり、もう一人(リード役)の肩に手を置き、リード役が声で指示をして会場の中の物を10個触らせるゲームです。

これは、目をつぶった相手にうまく指示しないと、目をつぶった相手は動けません。
いかに、コミュニケーションがむずかしいかを体験するゲームです。

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この後、今のアイスブレイクで感じたこと、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、こうすればよかったことなどを、グループ(6人組4班)で話あってもらいました。
その中で出てきたことが、上のボードです。

リードされる側の人は、リードする人が知っている人なら信頼して聞ける。
相手に的確に言葉だけで説明するのが難しい。
などです。

そこで、家畜保健所員として農家に信頼されるためには、なにがいるのかを話題にして説明しました。鏡の理論など心理学的な話も含めて説明しました。
また、ティーチングでなくて、コーチングやワークショップという手法を農家に接するときに使うことの重要さも説明しました。

もっと、わいわいガヤガヤとやれるセミナーを考えていたのですが、各グループ発表の時も場内が重い空気で、うまくいきませんでした。

アイスブレイクから、各班でのグループ討議に移るときの話題も選択が間違っていたようです。
私の主張する三輪車理論の外用を説明して、グループ討議に移り、もっと聞きたいところ、よくわからないところ、実際に現場で使えそうなところなどを話あってもらいそれについて、解説する手順ならよかったかもしれません。

いずれにしても、今回の教訓は
一つのセミナーを一つの演劇や映画などのように参加者に伝えるテーマをしっかり持ち、それを伝えるためにどんな構成がいいのか、どんな話題がいいのかをしっかりつくるべきだと思いました。
いいシナリオ作りが一番重要なポイントだと思いました。
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by agricoach | 2008-11-26 14:19

どんな勉強会がおもしろいか

獣医の勉強会の鹿児島臨研はどんな勉強会であればおもしろいか。
というテーマで、今回の臨研ではナイトワークショップをしました。

夜の10時から一つの部屋に集まり、10名ほどで
模造紙に付箋で書き出して、KJ法でまとめと分類をしてみました。

そこで出てきたことは。

まず、進行について。
発表者とは別に進行係りを持ち、進行係りが話題をまとめていく。
一方的な発表でなくて、聞く人の質問を中心に発表者が話していく。
会場の机の配置を、グループごとの島をつくり、個人の質問や意見をディスカスできる仕組みにする。
話の中の話題、疑問などを次回につなげて、回答やアイデアを出す。
進行役は、ライブレコーディングを使いながら、会場の話題をコントロールする。


技術について。
臨研で、おおまかな治療指針をみんなで作っていく。
その場合、相対する意見や方法も併記する。
治療指針をフローチャート式に絵や図で表す。


外部講師について。
いい経営をやっている農家や削蹄師を呼んで、獣医が日常あまり知らない分野の情報を勉強する。
獣医分野の専門家を呼んで勉強する。その際臨研のメンバーである製薬会社のネットワークを使えるかもしれない。

おおまかな項目としてこれらの意見が出ました。
次回からの臨研では、少しずつ変わっていくように進行するつもりです。

今回、2日目は私が進行役をしまして話題を整理することを試みました。
パソコンにライブレコーディングを書き込み、それを壁に投影しました。
大きなスクリーンがなくて壁に投影したため、やや見にくかったのは問題でした。
それと、ライブレコーディングを見ながら進行する方法をしっかり取ってなかったので、その効果を感じてもらうことができなかたのは、次回の反省です。
パソコンを使わず、ホワイトボードでするほうが始めは良かったかもしれません。

会場の設定は、5,6人で座る島をつくりその島をステージに向かって半円形に並べました。
この会場設定は、うまく機能しました。

島ごとにディスカスしてもらい、意見や質問を発表する方式では、結構時間がかかります。
今回も、時間がかかって大学の先生が他の講義をすべて入れられないことになったのは進行の問題です。

ただ、一方的な講義でなく、わからないことを聞く、聞きたいことを聞く、という勉強会には充分な手ごたえがあったと思います。
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by agricoach | 2008-11-14 06:17

「話したいことを話す」から「聞きたいことを聞く」へ

先日、鹿児島臨床研究会がありました。

今回は、少し構成をかえてみました。

「セミナー」「講習会」といえば講師が前に出て、聞く人が机にすわって聞く。
というパターンです。

製薬会社の新製品の紹介も今回の臨研で予定していました。
一般的に、新製品の説明というのは、パワーポイントで、製品の開発経過や成分、効果、使用法、注意点など次々とスライドが進み説明されます。

話し手が、しっかり準備して、話さないといけないと考えることを網羅して
プレゼンします。

それでは、「おもしろくない」という方針で、今回は急遽講演者に変更を依頼しました。
今回は、コクシジュウム(寄生虫)の新しい駆虫剤についてですが、
まず、会場を5,6人でグループを数個つくり、各グループごとに
「日頃、コクシジュウームについて持っている疑問やいい治療法など感じていること」をグループごとに話してもらい、そこで出てきたことをボードに書きだします。

そこで出てきた項目について、講演者に話してもらう、というように変えてみました。

聞き手が聞きたいことを、話し手が話す。ということを実行するためにどんな手法があるのか、ひとつの試みとして、良かったと思います。

講演者には、急遽、方法を変えてもらったので大変だったと思います。
何が出るかわからないことを話すというのは大変です。
いろんなことを想定して準備しなくてはいけないし、得意でない分野のことも聞かれるかもしれません。

話し手にとっては、非常に大変な手法ですが、聞き手にとってはおもしろい手法かもしれません。
聞き手が、セミナー後役に立つことを目標って帰るために、
また、聞き手を行動まで導くためには、有効な手法だと思います。

次回は細かい部分について書きます。
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by agricoach | 2008-11-10 21:49

物語力  ポールポッツ




このビデオは、イギリスのオペラ歌手のポールポッツ氏です。

彼の生い立ちは、小さいころからいじめられて、自分自身に自信の持てない、見てくれも悪く、
今は、携帯電話の販売をしているのだけれど、仕事もぱっとしない。
彼の夢は、好きな歌を一生歌い続けることです。

そんな彼が スターを発掘するイギリスの番組に出ました。
審査員は、辛口のコメントで知られ、参加者をボロクソに言う人らしいです。

そんな番組に出て、そのパフォーマンスで聴衆を魅了し、合格するというビデオです。

ただこのビデオを見せられても、あまり感動しないのだけれど
彼の生い立ちや気持ちを知りその「物語」を感じることで
同じビデオを見ても感動が違います。

これこそ、「物語力」のちからですね。
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by agricoach | 2008-08-30 11:20

死生学実習

先月の鹿児島のNOSAIでやったセミナーの時に、
死生学の実習をしました。

関西学院大学の藤井先生の手法を使いました。

目に見える大事なもの、目に見えないだいじなもの
大事な活動、だいじな人をそれぞれ3つづつ紙に書き
机の上におきます。

急に体調が悪くなり、ガンと宣告され治療するも効果なく
余命数ヶ月と宣告された人の日記を私が読み
そと途中で書いた紙の中からいらないものを破っていきます。

最後に自分が死ぬときは、最後に残った紙も破ります。

この実習で、自分自身にとって大事なものは
なんなのかを、感じることができたようです。

アンケートでの参加者の感想は
「死生学で自分の環境が見えてきた。いい機会だったと思う」
「自分自身、何が大切かとわかった」
「実習が終わって家族に電話したくなった」
「人に対する考えを再認識できた」
「自分が”ありがとう”と言えて死んでいけました」
[今一度我が人生(家族を含めて)考えねばと思いました」
「仕事と対外的な活動に追われる生活の中で自分自身何が一番大切か改めて理解できた」
「自分に一番大切なものがわかった」

実習は、準備から終わるまで約30分ほどかかりました。
次回のセミナーの中でも、時間がとれたら死生学実習を取り入れたいと思います。
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by agricoach | 2008-07-14 05:49

本の発売予定

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本の表紙が決まりました。

7月10日発売予定です。

今回の本は、予定より原稿量が多く、削るのに苦労しました。
天野さんのイラストを多数入れて、少しは見やすくしています。

前作同様、「ワインのおつまみ」(ユーモアネタ)も入れています。
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by agricoach | 2008-06-23 06:22


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


by agricoach

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