カテゴリ: 「人を動かす人」になれ!( 7 )

感謝をどう 「仕組み」 にするのか

永守重信著 「人を動かす人になれ」より
「家族的な雰囲気やアットホームで人間的な温かみがベースになくては、経営などできるはずがない。」  
                              
私の顧客の農場でも、同じことが見られます。
農場内の人間関係、多くは夫婦関係、親子関係、嫁姑舅問題ですが、うまくいってないところは、牛の管理どころではありません。

楽しくなければ、基本的な作業なんかできるはずもないからです。
人間関係がまずいと、とにかく目の前の作業をこなすことだけで、手いっぱいで、管理をよくしたりとか、農場の問題を解決したりとか、そんな前向きな気持ちには絶対になりません。「自分のやることだけ、やっていれば、それでいいや!」と思うのが人情です。


「活気がある会社は社内が楽しい」
「活気のある農場は、農場内が楽しい」

楽しい農場にする大事な要素は「感謝」です。
農場内のメンバーがお互いに「感謝」があると、まずい人間関係にはなりません。
なんかちょっと、道徳的なお話ですが。

おいおいにして、「感謝」 がないために、ゴタゴタしているのです。

「こんな難儀な仕事をやってくれてありがとう」とか
「うちのバカ息子の嫁に来てくれて、それに、2人もかわいい孫を産んでくれて、ありがとう」とか「小さな農場なのに、ここで働いてくれて、ありがとう」とか
「農場の経営は大変なのに、従業員の私に給料を払ってくれるし、たのしい農場にしてくれて、ありがとうございます」などと感謝が出てくれば、しめたものです。

「感謝」が「明るい農場」をつくるための重要な要素です。 

「感謝」という抽象的なものを、農場の中でどのように「仕組み」にするのか。

たとえば、他の会社でやられていることに、「サンクスカード」があります。

会社の社員がなにか他の社員のためにしてくれたことを、「サンクスカード」という小さな紙に、お礼を書いて相手の机の上に置いておくのです。これを書くことは社長からの命令です。一人一日に何枚と決められています。上司になるほど、多くのカードを出さなければいけません。
たとえば、日頃に会社の中で、「いつもみんなの机を片付けてくれてありがとう」とか「昨日頼んだ用事を済ませてくれてありがとう」とか「忙しい中、自分の仕事を終えて、私の仕事をサポートしてくれて、ありがとう」などです。

また、他には毎回のミーティングのときに、人の悪いことは言わず、いいことを褒めてやる。「○○さん◎◎してくれてありがとう」と全員が全員に言わなければいけないと決めることもできます。

そうなると相手のいいところを見つけないと話せないので、相手のいい部分を見ようとします。人間なかなかそれができないのです。相手の悪いところは目に付くのですが、いいところはなかなか目に付きません。意識をしていいところを見ようとしないと見えないのです。

実際に、こんな仕組みを会社で作って、社内の人間関係が非常にスムーズになったという事例も多くあるようです。

人間関係がよくなるだけで、仕事のストレスがなくなり効率がよくなります。
多くの人のストレスは「人間関係」だと言われています。
それは、職場でも家庭でも学校でも同じです。

農場でも、役に立つ仕組みです。
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by agricoach | 2006-11-22 00:10 | 「人を動かす人」になれ!

永守重信著 「人を動かす人になれ」 より


永守重信著 「人を動かす人になれ」 より

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不良品が出る理由はいろいろとあるが、行く付くところは 6S つまり、整理、整頓、清掃、清潔、しつけ、作法の不徹底が原因で起こっている。

汚れたからきれいにする。つまり、不良品がでたら直せばいいという気持ちから最初から汚さないようにする。すなわち、お互いに注意して不良品を出さないように気をつける。
こうした風土をつくっていかなければ、いつまでたっても不良品は減らないし、なくなりもしない。」

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不良品=不良牛です。

不良牛とは

肥り過ぎの牛、やせすぎの牛。
足が腫れた牛。
蹄が長い牛。
毛づやが悪い牛。
乳房炎の牛。
かつて乳房炎で、3本乳、2本乳の牛。
発情がきても種が付かない牛。半年以上種がついていない牛。
お産後調子が悪く、食欲が出なく、乳が出ない牛。


「不良牛が出たら直せばいいという気持ちから、最初から不良牛を出さないように気をつける」

「不良牛が出る理由はいろいろとあるが、行く付くところは 6S つまり、整理、整頓、清掃、清潔、しつけ、作法の不徹底が原因で起こっている。」

このように置き換えられます。

不良牛であるかどうかが見えるか、です。
人は意識で物を見ます。
同じ牛を見ても、不良牛と見る人もいれば、普通の牛だと見る人もいます。

牛の変化が見える意識をどう作るか。
それが、整理整頓なのです。

整理整頓をまず、なんでもいいから、ひとつ初めてみてください。

まずは、事務所の整理と農場の目立つところの整理整頓。
とにかく、毎日、かたづけるのです。
それをやれだしたら、次に他のところに目が向きます。

たとえば、「蹄が長い牛の削蹄」
とにかく、削蹄に気をつけて、ここ数ヶ月は管理をしてください。

蹄がきれいになると、次に他の部分が気になり出します。

牛の乳頭に痛み方が気になりだすと、搾乳方法が気になります。
ほとんどの農場で過搾乳が起きています。

ミルカーがはずれた後の残乳量が200~400ml 必要ですが、
ほとんどの農場では、少な過ぎます。

この情報は、いろんなところで言われているので、ほとんどの酪農家は
知っているはずですが、実行している農家は少ないんです。
金をかけずに、対処できます。

搾乳方法をチェックしたら、次に牛の体の汚れが気になりだします。

そうすると、寝床の管理や運動場の管理に気を付けるようになります。

このように、意識が変わると見えてきます。

その意識を変える最大で最良で最安の方法が、整理整頓なのです。

なにしろ 「お金がかからない」 というのが一番のお勧めですね。
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by agricoach | 2006-06-06 23:44 | 「人を動かす人」になれ!

永守重信著 「人を動かす人になれ」 Ⅴ

「家族的な雰囲気やアットホームで人間的な温かみがベースになくては、
経営などできるはずがない。」  
                               永守重信著 「人を動かす人になれ」

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私の顧客の農場でも、同じことが見られます。

農場内の人間関係、多くは夫婦関係、親子関係、嫁姑舅問題ですが
うまくいってないところは、牛の管理どころではありません。

楽しくなければ、基本的な作業なんかできるはずもないからです。

まずい人間関係がある農場に、獣医師が往診に行き、技術的な話をすると。
「そうですね、それを変えなきゃね!」と農家は言うのですが、農家個人としては
どうにかしたいと思っているのでしょうが、農場として技術的な問題を解決して
成績をよくすることは、なかなか難しいのが現状です。

活気がある会社は社内が楽しい


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この図の 「人間」 の部分の 「感謝」 が大事な要素です。
農場内のメンバーがお互いに 「感謝」 があると、まずい人間関係にはなりません。

おいおいにして、「感謝」 がないために、ゴタゴタしているのです。
「感謝」が「明るい農場」をつくるための重要な要素です。 

その農場の人間関係を、獣医師がどうのこうのと言ったところで、解決するのは難しいのですが
すくなくとも、私が往診に行ったときには、暗い話はせずに、明るく前向きな話題を出したいものです。

前向きな話題を出すと、「自分の農場も、よくなれるんだ!」 と思えます。

「どうせ、少しがんばったくらいじゃ、成績はあまり変わらないし、まあ、どうにかこれくらいでいいか!」
と思うより、いい方向に向かいます。
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by agricoach | 2006-06-02 07:05 | 「人を動かす人」になれ!

永守重信著 「人を動かす人になれ」 Ⅳ

永守重信著 「人を動かす人になれ」 の大事なポイントⅣです。

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「社員の一人一人に”こんな品質の商品を作っていると会社はつぶれる”  ”こんな時代遅れの商品の売り方では会社はつぶれる” という意識が徹底されている会社の倒産する確率は格段に低くなる。社員教育の目的はここに集約される」

「ほんのわずかな意識の差が、将来の明暗を大きくわけてしまう。こう考えていくと人を動かすのはそれほど難しいことではない。意識を少しだけ変えることによって当りまえでなかったことを当たり前にして、次からはそれを当たり前にやらせるようにすればよい。必要なのは、その当たり前のことが何かを見つけ、うまく相手に伝える表現力さえ身につければ、必ず人は動かせる」

「組織はできるだけシンプルでなければ、本来の機能を発揮しなくなる。複雑な組織をつくり、余分なところに人を配置して、誰にどこまでの責任があるのか、この境界をわかりにくくして組織の機能マヒを起こさせるのは、ひとえにトップの責任である。」

「優良な企業を超優良企業にするには骨が折れるが、倒産しそうな会社を一流にするには、いろんな方法がある。」

「家族的な雰囲気やアットホームで人間的な温かみがベースになくては、経営などできるはずがない。」

「経営は結果(数字)がすべてだし、ムリ、ムダ、ムラは徹底的に取り除いていかねばならない。だが、人は違う。結果だけから成否は判断できないし、人に関する限り「ムダ」という言葉はない。」

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「優良な企業を超優良企業にするには骨が折れるが、倒産しそうな会社を一流にするには、いろんな方法がある。」

「優良な農場をを超優良農場にするには骨が折れるが、倒産しそうな農場を一流にするには、いろんな方法がある。」

と置き換えられます。
たしかにそうですね。
つぶれそうな農場では、カイゼン項目がいっぱいあるし、
「つぶれたくない」という気持ちさえあれば、少しのことを確実にするだけで
かなりの効果がでます。

ほとんどの、うまくいっていない農場では、基本的な整理整頓や
ミーティングがやられていません。

これを定期的にするだけで、非常に大きな効果があります。
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by agricoach | 2006-06-01 21:38 | 「人を動かす人」になれ!

永守重信著 「人を動かす人になれ」 Ⅲ

永守重信著 「人を動かす人になれ」 の大事なポイントⅢです。

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「不良品は不良社員がつくる」

「わが社では、全員必ず一年間は便所掃除を担当する。それも素手でやる。便器に付いた他人の大便を素手で洗い落とし、ピカピカになるまで、磨き上げる。実際に一年間便所掃除をやってみると、無神経な使い方をする者が腹立たしく思えてくるようになる。

そうすると、何も言わなくてもお互いトイレをきれいに使おう、汚してはいけないという気持ちになってくる。

この習慣が身に付くと、トイレだけでなく、工場や事務所を汚したり、散らかしたりする不心得者もいなくなる。わたしは、これこそが 「品質管理の原点」だと考えている。

不良品が出る理由はいろいろとあるが、行く付くところは 6S つまり、整理、整頓、清掃、清潔、しつけ、作法の不徹底が原因で起こっている。

汚れたからきれいにする。つまり、不良品がでたら直せばいいという気持ちから最初から汚さないようにする。すなわち、お互いに注意して不良品を出さないように気をつける。
こうした風土をつくっていかなければ、いつまでたっても不良品は減らないし、なくなりもしない。」

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農場にとって不良品とは、
「乳質の悪い乳」 と 
「健康状態の悪い牛」 
(繁殖が悪い牛、蹄が悪い牛、乳房炎の牛、産後の食欲が悪い牛)
です。

「不良品は不良社員がつくる」 = 「不良牛は、不良農場者がつくる」

この不良牛を出さない農場にするには、
「品質管理の原点」である、整理整頓からでしょうね。
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by agricoach | 2006-05-28 17:31 | 「人を動かす人」になれ!

永守重信著 「人を動かす人になれ」 Ⅱ

永守重信著 「人を動かす人になれ」 の大事なポイントⅡです。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「人間の魅力というのは、学歴とか学力などではおしはかれるものではない。
未来に対し、自己の持つ知力と体力を結合し、それをほとばしるエネルギーに
転化できるかどうかにある。」

「マナー、礼儀作法を知らない社員は使い物にならない。
なぜなら、マナー、礼儀作法すら満足に身につけていない社員に、会社の規則や
ルールはこうなっている、経営方針はこうだ、などといってみても、結局は徒労に終わる。」

「一流企業、優良企業というのは、決して売り上げや利益が高いことだけではないはずだ。
社内の行き届いた清掃と整理整頓。アポイントの時間が厳守さる。そして、受付での
対応に始まり廊下ですれ違う社員の動き、言葉使い、身だしなみ。
たとえ工場や品質をチェックしなくても、もうこれだけでこの会社の製品が
充分信頼に足るものであることがわかる。」

「普段の小さなミスや失敗を見逃しておくから、やがて致命的な失敗が起こる
だから、ミスは小さいうちに徹底的につぶしておく」

「一般論として多くの管理者に見受けられるのが、支える手を離すのが早すぎる、
後押しの部分が少ない、努力の成果をきちんと評価していないという点だ。
これらが不充分なことを棚にあげて、”部下の能力や努力が足りない”とか
”部下が育ってこない”と愚痴をこぼすのは筋違いだ。」
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by agricoach | 2006-05-11 23:13 | 「人を動かす人」になれ!

永守重信著 「人を動かす人になれ」 

永守重信著 「人を動かす人になれ」 があります。

永守社長は、NHKの日曜日朝の経済羅針盤で紹介されましたが、
赤字の電気会社を買収して、1~2年で黒字にする人です。
すでに、20数社を立て直しているそうです。

その永守社長が書いた本で、参考になる部分がたくさんりました。

その中から、いくつかを書き出します。

:::::::::::::::::::::::::::::::

「物事を実現するか否かは、まずそれをやろうとした人が ”できる” と
信じることから始まる。自ら ”できる” と信じたときにその仕事の半分は終了している。」

「部下がこうだから使えないというのは、使おうとする努力を怠っている言い訳にすぎない。
部下が動かないのは、部下に問題があるからだと考えているリーダーは、テコでも動かして
やろうという意欲がないことを、自ら証明しているのと同じだ。」

「あらゆる物事は、一朝一夕には運ばない。部下とはいえ、他人の意識を変えていこうと
するのである。これまでの自分自身に染み付いてた固定観念を180度転換させる
ぐらいの自分に対する意識改革も不可欠となる。」

「経営者として本来やらなければいけないことは、会社や組織全体の流れの把握
トップにしかできない判断や決断など」

「決算ごとに、 ”社員のみなさんにがんばってもらったおかげで、今期はこれだけ
利益を出すことができました。そこで前期よりこれだけ上積して皆さんに利益を還元します”
と胸を張って広告できる結果を出さなければならない。
これがトップの責務であり、社員を動かす原動力である」

「人望を得るために絶対必要な五つの条件。
1:ギブアップしない。一度決めたことはどんあことがあっても最後までやりぬく
2:陰で人の悪口、特に部下の悪口は言わない、言わせない
3:ごまかさない
4:正論、理詰めで部下を追い込まない」

「会社の利益を生み出すのは製造部門、会社の将来を決定づけるのが
技術開発部門だ。この二つの現場を無視して会議だけで現場や人を
動かそうとすることはできない。会議する時間があるなら、一度でも多く
現場に足を運び、現物を見て、現物に触れて、現場で判断する。この基本を忘れた
メーカーに未来はない。」

「現場に行き私の考えにそって、問題点をピックアップし、思い切った改善テーマを
設定する。そして改善の責任者と期限を決め、ただちに実行する」

「社員のヤル気を引き出す最大のポイントは、その仕組みつくりと管理者の意識改革」

「加点主義の風土がヤル気を生み出す。減点主義をとれば何もしない社員や
言われたこと以外はやらないという社員の方が積極的に仕事に取り組んで失敗した社員より
はるかに高い評価になる。これほど理不尽なことはない」

「社員の出勤時間の遅い会社は、いくら熱心に指導してもよくならない。不良品や
在庫を抱えていても、それすら改善することができない」

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

農場に出てくるのが遅い農家が、よくありますが
やはり、なかなか主な問題点も改善するのが難しいのは、まったく同じですね。
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by agricoach | 2006-05-10 00:12 | 「人を動かす人」になれ!


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


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