カテゴリ:農業( 3 )

農業の多様性

酪農に関しては、日本に入ってくる情報は、ほとんどアメリカの情報です。

規模を拡大し、効率を重視し、大量生産、大量消費のスタイルは
アメリカの産業の特色です。

ところが、農業をはじめ、映画やほかの産業でも、
アメリカ以外の国にとって、エネルギーの大量消費、国益さえよければなんでもありみたいな「アメリカのやり方は、少しおかしいのでは?」
という考えが出てきています。

農業についても、もっとヨーロッパのやり方を見習う点もあると思います。
家族経営で、地産地消、消費者とつながり、自給率を高め、観光農園をつくったり
付加価値の高い生産物を作ったり、地域の人たちの集まる場を提供したり、
教育に貢献したり、などいろんな形態の農場があるようです。

日本でも、いろんな形態の酪農場があっていいと思います。
いろんな形態の農場が、いきいきと働き、お金も入ってきて経営がうまくいく、
そんな農場がいっぱいあれば、農業こそ21世紀の花形産業です。


日本でも一部の農場で、付加価値の高い生産物を作っているところはありますが、まだまだほんの少しです。

今後確実に、濃厚飼料や輸入乾草が値上がりし、乳価は値下がりするなかで
どんな生き残り策があるのかというと、
「いかに付加価値を付けるか」 のひとことになると思います。

多くの農場は 「集乳車にとってもらえば、それで生産は終わり」 という意識です。
数十年間それで仕事をしてきているので、いまさら 「付加価値」 といっても難しいのが現状です。

簡単に「付加価値」 なんかは付きません。
今、一部の農場でやられているいろんな取り組みも、
10年や20年かかって、やっとたどりついています。

10年かかるかもしれないけど、若い人にとって10年後はすぐきます。
そのときどんな農場をイメージできているのか、
それを達成するためには、どんな技術を身に付けるのか、
乳生産以外の勉強と実践を充分すれば、
目標を達成することが可能なのです。
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by agricoach | 2007-02-04 23:00 | 農業

熱帯林の再生

植物生態学者の宮脇昭氏が提唱する在来自然植生があります。

それは、その土地土地によって、本来人間が住む以前から存在した
森を再生することです。

25年前より宮脇氏は熱帯雨林の再生にも取り組んでいます。
熱帯雨林は、一度森を切ってしまうと熱帯の雨で薄い表土が侵食されて
不毛の土地になります。

東南アジアのほとんどの地域では、日本をはじめ先進国の木材需要のために
切られて、森は非常に少なくなっています。

フタバガキ(ラワン)が熱帯では主木ですが、種を取ってきてもなかなか発芽しない。
いろんな条件で、発芽試験をしてやっとうまくいったそうです。

木の種類は110種類。それをひとつづつポット苗にして33万本造ったそうです。
それを、混植し1平米に3本の割合で植えてボルネオに10年後には
りっぱな熱帯の森ができたそうです。

混植、密植して3年間は外来種が入ってくるので、それだけをとる。

その次は、中国北部。
万里の長城は、6000kmありますが、
それを作るときにレンガを焼くために森を切りつくして
長城のまわりに木は残っていません。

今までも植林でポプラなどの木を植えたのですが、ほとんど残っていません。
その土地本来の木でなければ、生き残らないのです。

蒙古ナラが主木なのは、以前の調査でわかっていたので
その後、中国側に協力依頼して数万個の種を集めてもらい
ポット苗にして植樹をしました。

そのとき植えた木は、今でも残っているそうです。
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by agricoach | 2005-12-22 14:05 | 農業

在来自然植生

植物生態学者の宮脇昭氏が提唱する在来自然植生があります。

それは、その土地土地によって、本来人間が住む以前から存在した
森を再生することです。

その森では、最初の3年間は人間の手がいりますが、
その後は、木の力で森自身で発育していくそうです。

日本の山は、戦後の植林のため杉やヒノキになっています。
単一化した森では、根は浅く、台風や水害や病虫害に弱く、
山火事にも弱い森になります。

ところが、もともとそこにあった木々で構成された森では
自然災害に強いし、人間が手を加えなくても生きていきます。

そんな森こそが人間にとっても大事な森だそうです。

高木、中高木、低木、下草などいろんな植物が
立体的に森を構成しています。

宮脇氏は植物学者ですので、日本中の在来自然植生をしらべ
その地図を作っています。

どこの土地に、どんな樹種が適しているのか、
その土地に合った、いろんな木を混在して植えることで
木自らが、森を作っていくそうです。

人間が作った庭には、そこの土地に合わない木も多く
毎年、選定や消毒をしないと枯れてしまいます。

本州の平地では、
今まで、雑木と言われていた
いちいがし、とちの木、たぶの木、しいの木などが
在来植生とのことです。

宮脇氏はすでに、その手法で過去30年にわたって
森をつくっているそうです。
初期の頃は、学会で発表してもだれも相手にせず、
ひとりで研究をしていたそうです。

それが、ある経済界で講演したのを
きっかけに、旧八幡製鉄より依頼があり、
工場の敷地に、森をつくったそうです。

それ以後、日本全国で在来自然植生をもとにした
森つくりを勧めているそうです。

以下に情報があります。
http://www.innovative.jp/2005/0302.html
http://www.jise.or.jp/jise/staff/miyawaki.html

私も最近知り、興味を持っています。
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by agricoach | 2005-12-17 23:55 | 農業


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


by agricoach

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