<   2006年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

セミナーの「見える化」

「関与している人全員に ”見える” ようになっていないと ”見える” と言わない。」

この部分を、農家がよく参加するセミナーや勉強会について考えてみましょう。

農家対象のセミナーは年に数回開かれています。
農協主催であったり、普及センター主催であったり、酪連主催であったり、
いろんな勉強会が開かれています。

参加者の多くは男性で、中に女性も少しはいます。

一般的に有名な先生を呼んで、
勉強の内容は、技術的な話がほとんどで、
最新の飼養管理であったり、利益を上げるための農場管理であったり
それなりに有効な情報を聞くことができます。

会場では、「なるほど!、なるほど!」と思っているのですが、
いざ、農場に帰ってくると、やっていることは前と同じ事。

実際に、セミナーで話された事を実行している農場は、非常に少ないのが現実です。

公務員などは、出張に行った後は、「復命書」なるものを提出して
どんな内容の話があったのか、記録を出さないといけません。
もっとも、これは形式的で、事務所内でほとんど役に立っていませんが。

では、セミナーで聞いた有効な情報を実行するには
どうすればいいのでしょうか?

たとえば、私が主催する「コーチングセミナー」や「農場をうまくやるセミナー」
「農場内のコミュニケーションをうまくやる方法」などでも。

まず、参加するとき小さい農場では、「夫婦」で参加すること。
あるいは、できれば多くの農場のメンバーで参加すること。

農場で、一人だけ参加しても、ほとんどの農場で
参加しなかったメンバーは、セミナーでどんな話があったのか知りません。
つまり、「見えません」。

一人だけ「いいこと聞いた」と思っていても、
農場の中で共有されていないと、実行はされません。
そのうちに、聞いた事は忘れ去ります。

夫婦で参加していると、「あっ!それはこの前聞いた話と違うよ!」
とお互いに指摘できます。
一人でできなくても、二人なら、どちらかがつまづいても、指摘できます。
また、夫婦で農場の話をするときの、参考ポイントのひとつになります。

だから、
「どんな話があったのか」
「その中で、どの情報が農場で使えるのか」
「それを使うためには、どんな仕組みにすべきか」
「その仕組みを使って、だれが、何を、いつまでにするのか」
などを、具体的に決めなければ、実行まで行き着きません。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
遠藤功氏の本「見える化」の言葉。
「見たくなくても目に飛び込んでくる。こうした環境を生み出すことが
見える化の基本である」
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

そして、決めたことをマッピングしてボードに書き落としておくと
農場のメンバー全員に「見たくなくても目に飛び込んでくる」ようになります。

いかに、受けたセミナーの内容を「見える化」するのか。

この「セミナーの見える化の仕組み」も「見える化」の一つです。
[PR]
by agricoach | 2006-03-28 21:32 | 見える化

見える化

遠藤功氏の本「見える化」を最近読んでいます。

噂どおり、非常にいい本です。
その中から、注意を引いた部分を引用します。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「問題のない企業は存在しない」

「問題はどの現場でも発生する。重要なのは問題が起きたという事実を
隠すことなく、さらけ出すことである。」

「強い現場を持つ企業では、さまざまさ問題に対して現場が当事者として対峙し、
自ら障害を乗り超えて解決しようとする。一方、並みの現場は、ルーチンを
こなすことだけが自らの職務と限定し、問題にあえて触ろうとしない。
問題は他の誰かが解決してくれると思っている。
ひどい場合になると、問題自体を隠そうとする。」

「見たくなくても目に飛び込んでくる。こうした環境を生み出すことが
見える化の基本である」

「関与している人全員に ”見える” ようになっていないと ”見える” といわない。」

「即時性タイムリー性がきわめて重要。悪い情報であれば、なおさら鮮度が重要。」

「企業活動においては、異常や問題が露見する前に、小さな変化や予兆を
暗示する事象や数字が必ずあるはず。それを ”見せる” ようにしなければいけない。」

「見せようとする人つくりこそが鍵」

「それぞれの職場において ”見える” 工夫を行なったうえで、一人一人がその
”触覚” を磨き、変化に敏感な人をつくり出すことこそが ”見える化” の
本来の目的である。究極の ”見える化” とは実際に見えるものだけに頼るのではなくて
”見えないものを見る” ことができる人を育てることである。」

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

農場の現場でも、いかに「見える化」するかが今後の課題です。
今までも農場でいわゆる「モニター」の技術がいろいろと説明されています。
それを、継続的に、タイムリーに農場全体で「見る」作業が
どの農場も不足しているように思います。

「見たくなくても目に飛び込んでくる」 この仕組みですね。
どの項目を、どの頻度で、目に飛び込ませるか
各農場の問題や進捗状況などで変わってきますが、
「問題のない農場は存在しない」 の通りです。
[PR]
by agricoach | 2006-03-24 18:32 | 見える化

評価シート

           (クリックすると大きくなります)
a0054905_12152762.jpg

白潟敏郎氏の著書「すごいしかけ」の中に、ナンバーワン社員評価シートが載っていました。
これは、なかなか使えるもののようです。

たとえば、「社内を明るくする人ナンバーワン」とか
「人の話をよく聞いてくれる人ナンバーワン」とか
「すすんで、雑用を引き受けてくれる人ナンバーワン」とか
「人をほめるのがうまい人ナンバーワン」などのように
数字だけで評価できないことを、全員で全員を評価する仕組みです。

そうすると、自分のいいところに気がつき
人に認めてもらえることで自信が付き、いきいきとなってくるようです。


あと、「ありがとう袋」
小さな事でも「ありがとう袋」にメッセージか少しのお金を入れて
上司から部下、あるいは社員どうしで、手渡しする仕組みです。

これは、もらったほうも、やったほうもいい気持ちになり
会社内が非常にスムーズになるようです。


デーリージャパン社で購入の方はこちらへ
楽天ブックスで購入の方はこちらへ
ブープル書店で購入の方へこちらへ
[PR]
by agricoach | 2006-03-18 12:29 | 見える化

本の評判

私の本を、顧客の農家も結構読んでくれています。

評判を聴くと、
みんなに確実に受けたのが、表紙の絵と「ワインのおつまみ」
これは読んだ人ほとんどが、いい評判でした。

「中身はまだ読んでないけど、”ワインのおつまみ”は読んだ。」
という人も、かなりいます。

まあ、私としては、初期の狙いどうりに、「受け」は取れました。

次に内容ですが、まあまあ読みやすく書いてあるよという人が
ほとんどでしたが、第3部の「運営」がよくわからない人が
結構いました。

「運営」は、農場全体を動かすのに必要な部分なのですが
内容的にもう少し、農場内の具体例を上げて
イメージしやすくすべきだったように思います。

今から、具体例をいろいろ溜めて、もっとわかりやすい話をしなければと思います。

「どないすんねん!嫁のグチ!」
とかのタイトルで、少し書けそうです。

デーリージャパン社で本を注文の方はこちらへ
[PR]
by agricoach | 2006-03-18 11:58

嫁の悩み

うちの近所は酪農家の若手が多く、若手農家の嫁でつくる会もあります。

毎月勉強会をして、ワイワイガヤガヤ楽しんでいるようです。
特に、懇親会となると、ウルサイくらいに盛り上がるようです。

特にだんなへのグチや不満で、普段話せない話題で
大盛り上がりのようです。

嫁さんの、よくある悩みとして。

農家の嫁に嫁いできたけれど、農場でなにをしたらいいのかわからない。
舅、姑、だんなも毎日仕事が忙しいのだけれど
みんなで話をする機会もないし、みんな朝ご飯を食べたら
それぞれの仕事を始める。
嫁としては、何をしていいかわからない。
だんなとかが言うことを、言われるままに動いているが
なんか、よくわからない。

牛の事もよくわからないし、農場の運営も将来どうなるなかなど
話すこともない。

みんな、毎日忙しく働いているのだけれど、10年後
5年後、1年後にどんな農場にするのかなども話すことがない。
自分もよくわからないから、発言できないし、
言っても聞いてもらえないから、あまり農場の事は話さない。

こんな思いを持っている若嫁さんは、日本中いたるところにいます。

じゃあ、そんな嫁さんはどうすればいいのか?

答えは「あげマン」になる方法を勉強すること!
具体的には、農場を「コーチング」する立場にたつこと!

なにも、牛の管理の細かい技術的な事は知らなくていいのです。
専門知識は、だんなに任せて、
だんなが気持ちよく、能力を発揮できるように農場を変える。

ゴーン社長のように
「会社と社員の能力を最大限に発揮させるのが私の仕事」
と同じです。

そこで、必要になるのが
「技術」「人」「仕組み」の3つのうちの
「人」と「仕組み」にかかわることです。

今回の目標実行委員会Ⅲにも、夫婦で参加していた和牛農場があるのですが
そこの嫁さんも、農家に嫁いで来て、まったく同じ状況でした。

勉強会で「仕組み」の部分の「ミーティング」や「整理整頓」「見える化」などで
すぐに行動に取り組み、しっかりと変化してきています。

早速、4月から酪農若妻会の勉強会がありますので
そのポイントを説明するつもりです。

デーリージャパン社で本を注文の方はこちらへ
[PR]
by agricoach | 2006-03-17 13:38

パワーアップシート

                (クリックすると拡大します)
a0054905_18382488.jpg

白潟敏郎氏の著書「すごいしかけ」の中に、パワーアップシートが載っていました。
これは、なかなか使えるもののようです。

さっそく、農場で使うように持っていきます。

使い方は、なんでもいいいから「やるべきこと」と1個か2個上げます。
簡単なものでもいいそうです。

それと、「達成時の御褒美」。

これも、たわいのないことでいいそうです。

達成したら、レストランに食事に行くとか、ビールを飲みに行くとか
褒めてもらうとか、簡単なことでもいいそうです。

このシートを書いて、達成できなくてもできても、それを保存しておくと
貴重なデータになるそうです。

どうすればできて、どうすればできないのかが
蓄積され、他の人が見ると、効率よく達成するにはどうすれば
いいのかがわかるように、なるようです。

デーリージャパン社で本を注文の方はこちらへ
[PR]
by agricoach | 2006-03-15 18:47 | 運営

実習生

きのうで無事に実習生の1週間が終わりました。

あまり、獣医学的な診断方法や治療方法は教えていません。
今後、北海道や他のところで実習があるでしょうから、
そのへんのところは、その時に習えるでしょうから。

目標実行委員会Ⅲにも参加してもらい、どんな雰囲気で
農家とのセミナーをしているのか、わかったと思います。

先週の目標実行委員会Ⅲは、「見える化」がテーマ。

「見える化」の意味とポイント、それから「見える化」の具体的な事例。
やはり、最大の「見える化」の注意点は、農場内のメンバー全員が
「見る」あるいは「見るように仕向ける」仕組みになっているかどうか。

実際には、多くの農場でそれなりに使っている日誌、日報、作業日誌
ボード、パソコンなど利用しています。

ただ、一人しか分かってないケースが多く、
メンバーみんなに「見えている」かどうかは、多少問題があります。


土曜日は、鹿児島大学の教授の退官記念祝賀会で、実習生も2次会から
合流して、いろんな先輩獣医師の話を聞かせてもらったようです。

特に女性獣医師や北海道の共済獣医師、某大学の教授から
印象にのこる話を、いっぱい聞いたようです。
[PR]
by agricoach | 2006-03-07 17:45


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


by agricoach

リンク

カテゴリ

全体
運営
行動科学
ユーモア
見える化
コーチング
まんが
農業
整理整頓
失敗学
技術
目標実行委員会Ⅲ
「人を動かす人」になれ!
原田隆史
名言
トヨタ風「最強の社員」
学ぶ技術
人間力
アソシエ
みやざき中央新聞
仕組み化
カイゼン
加点主義
未分類

以前の記事

2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2015年 08月
2015年 04月
2012年 05月
2012年 04月
2011年 08月
2011年 04月
2010年 07月
2009年 09月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2008年 11月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月

ライフログ










その他のジャンル