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大分でのセミナー


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平成19年5月27日、大分県の酪農家グループを対象に講習会をしました。
参加人数は29名。女性6名、多くが若者です。

講習内容。

1:アイスブレーク
   自由の女神式自己紹介
      右手と左手にひとつづつ何かを持つとしたら何を持ちますか?という質問を3分間 の 間に多くの人から聞きだす。

2:何人から聞きだしたかの人数を聴く。少ないほうから並んでもらい、一番多く集めた人に発表してもらう。

3:その並んだ順に、1から6まで番号をつけ、その番号の机に座ってもらう。(クループ分け)

4:ブレインストーミングについての、説明をする。いっぱい出す、批判禁止、アイデアを出す、他の人の話を聴く。

5:練習問題  「飲み屋のメニュー」をいっぱい出してもらう。  

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6:出てきた答えを、グループ分けする。

7:次に本番で、「農場のお困りごと」を出してもらう。5分

8そのお困りごとをグループ分けして、その中から、一つだけ選んでもらう。

9:その選んだ「お困りごと」の解決策を出してもらう。
  (時間があれば、グループごとに発表してもらいたかったのだが、発表はナシ)

10整理整頓の意味の説明  30分

11昼食  30分
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12聞き方について。ロールプレイと解説。30分

13三輪車理論、夢に日付を、人間力についての説明。60分

14質問、「どないすんねん嫁のグチ」を見たい。 
      子どものヤル気を出すには
      ミーティングをするときに気をつけること


以上のような、プログラムで行ないました。
時間的に、朝の11時から午後3時までで、
話し合いの仕方、聞き方、整理整頓、について概要を話しました。
時間的に少なかったので、午前中のブレーンストーミングも
本当は各グループで時間的にもっと話を練りこんでもらい、
グループごとに発表してもらえばよかったのかもしれませんが、
それだけでも、2時間くらいかかるので、できませんでした。
参加者には、やや消化不良の部分が多くあったと思います。

それと、整理整頓、見える化に関して農場で具体的にどうすればいいのかを
写真を使い説明すべきでした。

この点は、最後のアンケートにも指摘されていまして
今後の課題です。
さっそく、作りなおして、もっとわかりやすいセミナーに変えます。

31日に都城で簡単なセミナーをするので、そのときまでには
作り変えます。
 
また、数人の若手が「成功の作り方」「原田式目標達成」の方法に興味があり
さっそく、今週からネットとFAXを使って実習を始めます。

今回のセミナーは、若手との新しい出会いもあり
また、セミナーのプレゼン方法に対して多くの示唆をいただきまして
もっとグレードアップしたセミナーに変えていくきっかけになりました。
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by agricoach | 2007-05-28 22:41

頭の中の整理整頓

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これは、ある若手農家のノートです。

今からやることを、KJ法でマッピングしたものです。
付箋を色分けしているので、見やすくなっています。

やらなければいけないことや、わからないこと、勉強することなど
考えつくことを抜き出して、同じグループごとに分けて、その中で
優先順位をつけています。

彼は、最近都会から帰ってきて、和牛農家の実家に帰ってきて
牛飼いの手伝いをしています。

将来どうしたいのかとか、どんな経営にするのかなど
頭の整理整頓がしっかりできています。

普通、農家の2代目に、書いてもらっても、なかなか文字数が書けません。
つまり考えていないと、ひとつふたつの文字数は書けても、
多くの文字数は書けません。
頭の中で考えていることが、文字になるんです。
彼はたいしたものです。
今はまだ、経験も実力も付いてはいませんが、
将来は、確実に伸びると思います。

今後の課題は、それを地道に実行する「人間力」をいかに付けて、
時間の使い方や、実行力などの実践です。

今週から「原田式目標設定用紙」を使い、実行し始めました。
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by agricoach | 2007-05-24 21:39 | 整理整頓

新兵器登場

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これは、サイレージサンプラーです。

結構これは大きいのです。

先月号のデーリージャパン誌に、
サイレージの密度を調べるために、これで密度を調べサイレージの
圧縮踏圧が適正かどうかの判断をするものです。

さっそく今日、届きましたので
明日から数件の農場で検査をしてみようと思っています。

しっかり踏まれたサイレージは、密度が175kg/立方m以上が必要とのことです。

昔から指摘されているように「良質な粗飼料」が乳牛の経営も、和牛の繁殖も
一番重要な要素だと思います。

各農場で作られているサイレージは、基本に忠実に作られているか
ということになると、不安な部分も多くあります。

刈り取り時期に台風が来て、折れたトーモロコシは地面に付いて枯れているし、土が付いています。
雨が降ってぬかるんだ畑で収穫されたサイレージには、トラクターの土が混じっています。
サイレージをバンカーサイロに詰め込むとき、踏圧用のトラクターのタイヤに土が付いています。

しっかり踏圧しても、ビニールカバーがカラスに穴をほがされて、表面はカビています。
ほかにも台風でビニールが外れたり、たぬきに穴をほがされたりします。

しっかり踏圧し密閉していても、サイレージを取り出した後、牛に食べさせるまでに
半日以上たってしまうと、「二次発酵」という腐敗のため、サイレージが悪くなります。

農家は「二次発酵」とよく言います。
「二次発酵」と言うと聞こえはいいのですが、実は「腐っている」のです。

こんな流れの中のほんの一部ですが、
ほんとうに踏圧されているかどうかの判断は、
175kg/立方m以上あるかどうかのようですので、
今回、購入しました。

結果はまた、後ほどに報告します。
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by agricoach | 2007-05-22 22:15 | 技術

足のマーカー

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これは、マーカーです。
クレヨンの親玉みたいなヤツです。

牛の治療をして、乳房炎の抗生剤やら乳の出荷制限のついているホルモン剤やカルシウム剤、その他の薬を使ったときに、足の横に印を付けます。
特に、ポジティブリスト制になって、出荷制限がきびしくなってきていますが、
乳に薬が混入しないように気をつけています。

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左右の足の外側に付けます。
パーラーに入ってくるとき、牛によっては右に入ったり、左に入ったりしますので
どっちに入ってもわかるようにしています。

ここの農場は、搾乳担当が5人いますが、人が代わっても間違わないようにマークを付けています。

このマーカーなら、「見える化」のポイントの「3m離れても見える」は合格です。
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by agricoach | 2007-05-18 21:11 | 見える化

”つもり”病

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上の写真を見てください。
少し写りが悪いのですが、これは、和牛の子牛です。

私が農家に行って、「生まれてすぐから、濃厚飼料を食べさせていますか?」
と聴くと、ここの農家は、
「食べさせているよ。毎日エサ箱に濃厚飼料を入れて、自由に食べているよ」
と返事がきます。

ところが、このエサ箱は手前の縁の高さは約60cmです。
生まれたばかりの子牛には、高すぎます。
エサ箱の底に濃厚飼料はありますが、小さい子牛は、えさ箱を覗きこめるけれど
食べられません。首をエサ箱の底に伸ばすと、手前の縁がのどにつかえて
エサを食べられません。

農家は、生まれてエサを食べられるようにしているツモリなのですが、
実際は、エサは食べずに、牛床の汚れた敷き料や土や親の尿を舐めたりしています。
そのため、胃に雑菌が入り、下痢の原因になっています。

この例のように、「○○しているツモリ」
なのですが、本当はできていない事が農場の中に多くあります。

それが、病気やロスや無駄につながっています。

仕事の「質と精度」をいかに高めるかが、農場の成績に直結します。

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これは、乳頭の写真です。

「搾乳牛の乳頭は、痛んでいませんか?」とか
「過搾乳になって、乳頭は痛んでいませんか?」
と聴くと

「ぜんぜん、痛んでいませんよ」
「過搾乳なんかしていません」
と返事が来ます。

ところが見てみると、この写真のように、痛んでいます。

現場で見ると、この乳頭は、まだいいほうです。
だからこれくらいなら、「まったく問題なし!」と見てしまうのです。

”乳頭は痛んでいないツモリ” で
”過搾乳はしていないツモリ”  で
”まったく問題はないツモリ” なのです。
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by agricoach | 2007-05-17 21:40 | 技術

初心者向けトレーニング

初心者向けの現場でのトレーニングを来週から始めます。
ある農場の従業員向けのトレーニングですが、基本的なことを
実習しながら練習します。

近所の最近農場に入った若手も集めてやります。

実際の牛を見ながら、ビデオや写真も使いながらする予定です。

以下に、その概要を書きます。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

基本
   牛の見方 外望  元気さ  食欲  体温  つや  目 耳 つめ 出血     
   後方からの見方 立ちかた  足の腫れ  きず  すりむき 脱毛 かゆみ 
   立ち位置  前肢と後肢の幅  負重の掛けかた
   歩き方  背中を曲げる  
   怒せき  尿の出方、色   陰毛   糞の状態
   ボディーコンディシヨン
   牛舎内環境  暑さ  臭い  寝床  水の質と量 風通し  消毒の仕方
   飼槽の汚れ  えさのカビ(乾草、濃厚飼料) 土、石の混入

牛の扱い方
   保定   牛に近づくとき  ロープの使い方  掛けかた  腹の搾り方
   倒しかた   頭を押さえる         起こす時
   わく場保定  ロープのかけかた    尻尾の結び方   目隠し
   逃走距離   鼻つかみ用針金

発情の見方   スタンディング   粘液   粘膜充血  ゆるみ


処置  経口投与 管の使い方  注意事項
     注射の要領  お産の介助  磁石の飲ませ方 つめ切り  


他のトレーニング内容

病気の種類と簡単な治療   糞尿処理の基本  検診の仕組み
直検の練習(子宮を使っての実習) 受精の練習  牛の発育理論 
整理整頓の意味と実習  日誌の書き方  作業のマニュアルつくり
目標達成方法  ミーティングの仕方  見える化  コミュニケーション方法
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by agricoach | 2007-05-11 21:57

草の刈り取り

毎年のことですが、この連休シーズンは宮崎では、
イタリアンの草の乾草やロールつくりの時期です。

今年は、連休の途中で雨が降り、晴れの日は3日くらいしか続きませんでした。

その3日でどうにか、乾燥させあるいは、ロールできた農家は良かったのですが、
何割かは、小雨に濡らしたり、あるいは、雨がいっぱい降って水に漬かったりしていました。

水に漬かってしまったのは論外ですが、
小雨に濡らした草も、後でカビが生えます。

ここ1ヶ月ほどは、ときどき雨が降っているので畑や田んぼは湿っています。
都城では、冬の田んぼにイタリアンを植えて、5月に刈り、それから田植えの準備をするところもあります。

田んぼは水はけが悪いので、少し雨が降ると水が溜まります。
1週間以上晴れの日が続かないと、田んぼの土は乾きません。

今年は田んぼが湿っているので、イタリアンを刈って、3日干して草は乾いても
土が乾いていないので、大型トラクターが入って、ロールにしたり乾草の梱包にするとタイヤに付いた土を巻き込んでしまいます。

土を巻き込んだロールや梱包は、すぐにカビがきます。

「3日晴れが続いて草が乾いたから、いい草が取れるぞ!」
と言うのは、保障できません。
田んぼ土の状態次第だと言うことを、気にしてほしいものです。

今年の草は、ちょっと心配です。

老舗旅館「牛の屋」では、とても出せそうにない草かもしれません。
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by agricoach | 2007-05-07 23:28 | 技術

どんと晴れ

なんでも参考にする私のことですので、テレビを見ながら
うなってました。

今、朝のNHKで「どんと晴れ」をやってます。

旅館の話ですが、そこの「おかみ」の姿勢は、参考になります。
お客様に、とって一番大事なことをして差し上げる。
お客様がゆっくりとくつろげるように、何でもして差し上げる。

この姿勢は、「すげっ!」と思いました。

もし、「牛乃屋」という旅館があって、
そこのお客さんが「牛」だとしましょう。

お客さんが、ゆっくりとくつろげる旅館なんです。
従業員みんなが、お客さんがゆっくりと、くつろぐために
できることは何でもしています。

空気のきれいな部屋で、床は柔らかく乾燥して
水はきれいで、いっぱいあって、茶碗はきれいです。
仲居さんは、毎日部屋の掃除を綺麗にします。
板さんの作るご飯はその日に取れた新鮮なものです。
質が悪い物けっして出しません。
いつでもゆっくりと外で散歩できるし、自由行動ができます。
雨の日も床が滑らないように、従業員は気を付けています。
おかみさんは、従業員が楽しく働けるように職場環境に気をつけます。

ゆっくりとくつろいだお客さんは、料金をいっぱい払ってくれます。

そして、「牛乃屋」は繁盛するのです。


パルファティスファーマ社の秘書の岡本節子さんは「スーパー秘書」と言われます。
彼女は、自分で100点満点だと納得するまで念入りに丁寧に仕事をします。

たとえば、上司から「顧客との打ち合わせでレストランを予約してくれ」と指示されると。
岡本さんがチェックすることに
1.レストランを予約する。
2.食事の目的
3.相手の食事の好み
4.メニューの内容
5.味とサービス
6、上司の交通手段
7、相手の交通手段

ここまでを、チェックして予約します。
すべての仕事で、ここまで念入りに丁寧に仕事をするのです。


「どんと晴れ」のおかみや岡本さんのような姿勢で、農場を管理できれば
すばらしい「牛乃屋」ができるのでしょうね。
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by agricoach | 2007-05-02 01:49 | 運営


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


by agricoach

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