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伝言メモ、伝言ノート、伝言ボード。

個人の記録に使うのがメモですが、
農場内でグループで共有するのが伝言メモ、伝言ノート、伝言ボードです。

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数人で作業をしている農場では、仕事の受け渡しが必要です。その連絡がうまくいってないことでミスをしたり、事故をしたり、ロスをしたりすることはよくあります。それを防ぐのが伝言メモ、伝言ノートです。

何号の牛が乳房炎の治療をしたから乳はバケットで搾りバルクに入れないとか、
何号の牛は治療中だから治療を継続するとか、
機械の修理を頼んだから午後から修理のために使えないとか、
何号の牛は発情で授精師には連絡済みとか、
何号の牛はお産が始まったので注意が必要などの
農場作業で連携しなければいけないことを書きます。

作業に入る人は、この伝言メモ、伝言ノートを見て作業に入ります。
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by agricoach | 2007-09-21 05:38 | 見える化

悪い情報の見える化


「異常や問題は本来見せたくないのもである。しかしこうした”悪い情報”こそ”見える化”する価値が高い。悪い情報こそ早く ”見える” ようにする。」

脳科学者に言わせると、人間の脳は見たくないものは見えないようになっているそうです。

目の前にあっても意識したものしか見えない。頭の中に他のことがあれば見えないそうです。

例えば、「今までどうりに収入が入って、どうにか生活をしていけるんだ。お金の心配は母ちゃんの仕事だ」という気持ちが強いと、今後、濃厚飼料の値段が上がり続け、乳価は上がらないという現実が見えません。通帳にお金がないということが実感できません。

そうなると危機感がなく今の牛の成績が悪いこともそれほど見えません。見えなければ対策をとる必要を感じないので、変わりません。

病気がちょくちょく出て牛の調子がよくないなどの悪い情報は見たくありません。
農場のメンバーの不満も農場長にすれば聞きたくありません。

農場のメンバーは「牛の調子が悪い」「体細胞が高くなってペナルティーを取られた」「仕事の連携ミスで牛の調子が悪くなった」などというと農場長に怒られるので悪い情報は言いたくありません。

また、「給料が安い」「仕事の段取りが悪い」「自分ばかり仕事が多くて農場長は仕事が少ない」などの不満も農場長にしてみれば聞きたくない情報です。

農場の従業員が「悪い情報」を言ったとき、農場長が「そんなことはどうしようもない」とか「そんなことはお前の責任だ」とか「文句ばかり言わないで仕事をしろ」とか「なぜ失敗したのか、お前の作業の仕方が悪い」とかを言われると従業員は「悪い情報」をだんだん言わなくなります。「悪い情報」を言うと農場長から怒られるので、自分を守るために言わなくなります。

まず、農場長の仕事は「悪い情報」をすぐに出せる環境を農場内に作ることです。そのためには「悪い情報」を聞いたら、農場長は「そんな言いにくい事を言ってくれて“ありがとう”」と言わなければいけません。そのためには農場長は「悪い情報」の価値がどれくらい高いかを認識しなければいけません。

「悪い情報」をひとつひとつクリアしていければ、農場長にとっても、従業員にとっても牛にとっても、消費者にとってもすばらしい農場になるからです。

つまり牛が健康で収入が上がり従業員が楽しく働けて健康で安全な生産物を出荷できる農場です。

「悪い情報」はそれくらい価値があると思えば、腹の立つのをグッと飲み込んで、それを言ってくれれた従業員にまず「ありがとう」を言わなければいけないのです。
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by agricoach | 2007-09-19 06:09 | 見える化

見える化には質、鮮度、タイミングが大事

「問題発見や問題解決を行なうに必要な情報は、量より質、もしくは鮮度、タイミングに価値がある。」

これは生き物を扱っている農場では特に関係します。

一番は病気です。
下痢にしろ食欲不振にしろすぐに対応しないとひどい場合は死んでしまいます。病気の治療は、もっとも緊急のものですが、それ以外にも「質、鮮度、タイミング」を注意することがあります。

たとえば「乳質」。体細胞が悪くなったとき、バルク全体でいつから悪くなったのか、それがどの牛で起こっているのか、その悪くなった原因はどこなのか、ミルカーの問題か搾り方の問題かエサのカビや硝酸の問題か、それを誰がいつどのようにチェックして、誰がいつから対応するのか。これらのことをしっかり仕組みとして作っていないと、悪くなってしばらくして、「こりゃあ、まずいな!」と思い出してそれから検査に出したりチェックを依頼したりします。

診療所でも、たとえば細菌検査ではなるべく次の日には菌の種類の検査結果をだして、感受性試験は二日後には出して検査結果を治療に生かしなさい、と言われます。

検査しても1週間もあとに「あの細菌は、○○でしたよ。薬は××が効きます」と言っても役にたちません。

「情報の鮮度、タイミング」は管理に関しても同じです。

気温が高くなって食欲が落ちてきたときに、暑さ対策はなにをどのようにするのか、暑さのためにエサの腐敗が早くなって、質が落ちて来ていることや体温が高くなって軽い日射病になっているとき、水の質が悪くなっているとき、刺しバエのために牛が落ち着かず、かたまってしまい牛床が汚れてしまうとき、蹄が長くなって少し蹄病が出始めたとき、肥満の牛ややせ牛が目立ち始めたときなどいろんな牛の管理の部分で「情報の鮮度、タイミング」が重要になります。

人の部分でもそうです。農場のメンバーのだれかが体調が少し悪くなってあるいは人間関係が悪くなって牛の管理に手抜きが出たとき、すぐに対応ができるのか。

農場の中で作業の連携が取れていないと搾乳作業、繁殖管理(発情発見や授精、記録のチェック作業)、畑の作業の手抜きやチェック漏れやミスが起きます。

その時にすばやく対応ができている農場はいいのですが、1~2週間してから対応するような農場では、解決が後手後手になります。
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by agricoach | 2007-09-17 05:37 | 見える化

従業員の勉強会

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これは私が行っているある農場で、自らが勉強会をしているところがあります。
そこの農場長が、「これは使いやすいかも」と思った
「あたりまえだけど、なかなかできない仕事のルール」という本から
毎日1つの項目 2ページをコピーして、農場のメンバーで
読んで、感想を言って、その感想を紙の裏に書いて、
次の日に気をつけることを考えています。

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これは、事務所の入り口のガラスに貼ってあるメモです。
従業員のその日の気をつけることをメモに書いて貼ってあります。

出入りのたびに目に付いて、非常に効果的です。
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by agricoach | 2007-09-15 07:11

セミナー2回目 その4

さらに、アイメッセージの問題です。


次の文章をアイメッセージに変えてください。
どんな状況での話かは、自分で設定していいです。
できる問題だけでもいいです。
ひとつの問題に答えはひとつではないので、いくつでもいいです。


第一問

「こんなところにカバンを置きっぱなしにして!どうしてそうなの?自分の部屋に持って行きなさい!」


第二問

「自分でやりたいことがわからないなら、ここに来る必要はないよ。帰ったら!」


第三問

「また失敗した! 何回失敗したらわかるんだ! バカかお前は!」
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by agricoach | 2007-09-06 22:14

セミナー2回目 その3

伝えるときに、特にだいじになることが
「 I メッセージ」です。

I (アイ=私)メッセージはよく言われていることです。

つまり、
「あなたは、○○すべきだ!」とか
「あなたは、どうだこうだ」とか言うのは 「YOU」メッセージです。

YOUメッセージでは、聞いている人は、
自分が責められてしたり、非難されていると思ってしまいます。
自分を認めてもらっていないように感じます。

アイメッセージとは、
「私は、あなたがそうすることを、○○と思う」 
というように、「私」を主語にして話すのがアイメッセージです。

アイメッセージのポイントは
自分の気持ち、考えを伝え、断定はしない。
自分がそう感じた状況を伝える。
ことです。

それではここで、練習問題です。

次の言葉を アイメッセージに変えてください。

問題1

「汚さないようにしてください」

問題2

「おしゃべりしないようにしてください」

問題3

「黙っていたらわからない。何か言ったらどうだ!」

さて、みなさま

どう答えます。
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by agricoach | 2007-09-04 23:38

セミナー2回目 その2

「過去と他人は変えられない」という言葉があります。

今回のセミナーの中で、
「過去と他人は変えられないけど、過去と他人を見る自分の意識は変えられる」
という言葉がありました。

意識を変えることで、見方が変わります。
そうすれば、自分の言葉や行動が変わると言うことです。

「なになにしなければいけない」とか
「なになにでありべきだ」とかの意識が
自分自身を縛ったり、他の人に対して悪い感情をもったりするからです。

「プラス思考で」ということも、いろんな講座やビジネス関係でも言われることです。
ところがなかなかそれができないのは、「自分自身の意識」が変わってないからです。



今回の実習の「伝えるスキル」のなかでメラビアンの理論がありました。
コミュニケーションでは、言葉は7%、声の大きさトーン(耳)が38%、
表情しぐさ(目)が55%というやつです。

改めて聴いて、なるほどと思いました。

ビジネスでも個人でもメールでのやり取りは、
「相手に誤解を与えるので書き方に気をつけなさい」
とよく言われます。

確かに、文字だけを読んだりしても
相手の気持ちがよくわかりません。

怒っているのか、少し不満に思っているのか、まったく気にしていないのか
どうでもいいと思っているのか、半分ジョークのつもりで言っているのか
などの感情は伝わりにくいと思います。

そのために、自分で悪いように解釈して、
関係がギクシャクすることも多々あるようです。


相手からメールの返事がこなかっただけで
「怒っている」と思い
気まずくなることもあります。


なるほど、コミュニケーションでの「言葉」は7%なんだ!
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by agricoach | 2007-09-03 06:07

セミナー2回目

先日、コミュニケーションセミナーの2回目を受けました。

今回のテーマは、「伝える技術」

話をすることのベースにあるのは、その人の考え方です。
まず、「OKグラム」で「基本的人生態度」を知る実習をしました。

これは、40個の質問に答えて、その答えから
「他人に対してOKと感じている度合い」と
「自分に対してOKと感じている度合い」を数字化します。

それを、紙のうえのグラフに書き落として、自分の考え方の位置が
どこにあるのかを調べました。

ある物事は起きて、あるいは話をするとき
個人の考え方や価値観が感情を左右させて
それが行動や、発言になります。

この考え方が自分自身を不自由にさせている原因です。

たとえば、
自分より他人の要求を満足させるべきだ。
人の要求を断るべきではない。
断ることは傷つけることだ。
人には親切にすべきだ、人には認められるべきだ。
よい人間素直な人間であるべきだ。
人の期待を裏切ってはいけない、人を喜ばせるべきだ。
協力はなにより大事だ。
人に迷惑をかけてはいけない。

自分の人生の役割に捕らえられる思い込みには、

役職者なら、誰から見てもそれらしく見えるように振舞うべきだ。
役職者なら重要な人たちから絶対に認められなければならない。
女性は献身的であるべきで、怒ってはいけない。
主婦なら夫や子供の世話はすべて自分の責任だ。
母親ならどんなに身体の具合が悪くても子供の面倒を見るべきだ。
妻として夫に従順であるべきだ。
父親は偉くなくてはいけない。
父親には他の家族が絶対服従すべきだ。
父親の意見なくして何も決定してはいけない。
夫として強くたくましく生きなければいけない。


これらの思いや考え方が自分を不自由にしています。
これが、自己表現として
「攻撃的」な自己表現になって出てきたり
「非主張的」な自己表現になってきたり
「アサーティブ」(自他尊重)ば自己表現になってきます。


                                つづく
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by agricoach | 2007-09-02 06:36


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


by agricoach

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