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上司、親、農場長から人間関係でストレスを受けたときはどうするか。

上司や親、農場長が外的コントロールをして、ストレスを受けたときはどうすればいいのでしょう。

上司、親、農場長が従業員や息子、嫁、妻を変えるために
「批判する」
「責める」
「文句を言う」
「ガミガミ言う」
「脅かす」
「罰する」
「褒美でつる」
などの外的コントロールでなくては相手は変わらないと思っていつもやっていると、回りの人は精神的にストレスを受けます。

上司から
「何回言えばわかるんだ!まじめに仕事をしろ!」
「また失敗したか。それだからお前はだめなんだ!」
「言われたことは、しっかりしろよ!」
「牛が死んだから給料から引くからな」
「成績が上がったら、手当てを増やすぞ!」
「まだ休んでいるのか、さっさと仕事をしろ!」
こんなことを毎日言われていると働く意欲は出ません。

こんな上司からストレスを受けている人はどうすればいいのでしょうか。

それは、自分自身の気持ちの整理です。
加点主義で自分自身を見ることです。
いくら上司にボロクソに言われても自分自身にも、すこしでもいいところを探して自分を肯定することです。「自分はこれでいいんだ」「自分にもいいところがある」「自分でも、一生懸命にがんばっている」など自分を許すことです。
これは大阪のコーチの杉本さんが主張される非常に参考になる考え方です。

自分を許すことができれば、相手を許すことができます。相手に期待しないことができます。
加点主義で相手を見るためには、相手の長所を見なくてはいけません。ところが相手から外的コントロールでボロクソに言われると、相手のいいところなど見えません。そのためには、自分自身の気持ちの整理をして自分を許しそれから相手を許し、相手に期待しなくなると腹が立ちません。そうなると相手を承認できます。

「鏡の理論」というのがあります。相手には自分の行動が鏡のように写ることです。

つまり相手に不満を持つと相手も自分に不満を持つ。自分が相手を好きになると相手も自分を好きになる。自分が相手に嫌なことを言うと相手も自分に嫌なことを言う。自分が相手を攻撃すると相手も自分を攻撃する。自分が相手を認めてあげると相手も自分を認めてくれる。

これは面白いくらいです。道を歩いていて知り合いに、丁寧に挨拶すると相手も丁寧に挨拶します。軽く手を上げて挨拶すると相手も手を上げて挨拶します。ピースサインを出して手を振ると相手も同じことをします。みなさん今度実験してみてください。

つまり鏡の理論からすと、加点主義の人と減点主義の人は大きな差ができます。

加点主義で、相手の長所を見ることができる人は、相手にいい意味で期待感がなくなり相手の気持ちを承認できます。相手のいいところを見ることができます。そうすると相手も自分を同じように見てくれます。

それによって豊富な人脈や援助を受けることができ、回りの人といい人間関係ができます。人生において非常に大きな力になります。逆に減点主義で回りの人に接する人は、周りの人から援助を受けることもなく、周りの人ともめてばかりいて、一生「自分は不幸だ、それは周りが悪いからだ」と思い続けます。

それほどの差が加点主義と減点主義にはあります。加点主義であることは、あなた自身のためにも、周りの人のためにも非常にだいじなことだと思います。
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by agricoach | 2007-11-18 04:47 | 加点主義

農場の管理と加点主義


減点主義では言われた事以外は何もしない従業員の方が評価が高くなります。

新しいことを考え、積極的に取り組んでも失敗すれば評価が下がります。これは理不尽なことです。

こんな評価がされる農場では、メンバーのやる気は出ません。
下手に新しいことや前例にないことをやって失敗したら評価が下がります。

よく「公務員の仕事に対する姿勢は消極的だ」と言われます。

でもこれはある意味しょうがないことです。「お役所仕事」というのは、新しいことをしない、失敗をしない、そこの部署の所属はせいぜい2,3年です。

その間に問題を起こさずに次の人に引き継げばいいいのです。
そんな職場の風土の中に2.3年もいると、いくら新採用のときにやる気のある職員でも、そのうち「言われたこと、決まったことだけを失敗なくしていればいいや!」「遅れず休まず働かず」という気持ちになります。

何も公務員にかぎったことでなく、JAや他の団体でも減点主義をとる職場では同じことが起きます。

人は仕事をする上で誰しも、「自分自身を向上させたい」「認められたい」「他の人の役に立ち感謝されたい」という欲求を持っています。

これさえ満たされれば、労働条件が少しくらい悪くても多くの人が楽しく元気に働けます。

逆に少しくらい他より給料が高くても、それがなければやる気がなくなり長続きしません。

従業員が積極的に新しいことに取り組んでもし失敗したときに、農場のトップが失敗した事を減点するより、積極的に取り組んだことを加点してくれるとやる気がでます。

つまり、「また、お前は失敗したのか!何度失敗したらわかるんだ!失敗した分は給料から引くからな!」と怒られるより

「またお前は失敗したのか。新しいことに一生懸命に取り組むその姿勢はいいことだ。次は失敗しないようによく考えてやってくれ!」と言われるのでは、働く意欲に大きな差が出ます。


従業員や息子に対して減点主義か加点主義かで対応がまったく違ってきます。農場長、上司、父親は加点主義で接するべきです。
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by agricoach | 2007-11-16 04:34 | 加点主義

加点主義と減点主義


「感謝しなさい」という言葉は、今までいろんなシーンで聞いたことだと思います。
親から聞いたり、学校の先生から聞いたり、宗教で聞いたり。そんなことは多くの人が頭では知っています。でもまた私を含めて多くの人がいつも実行できているかといえば、必ずしもそうではないことも事実です。

相手に感謝ができない人に対して「減点主義でなくて加点主義になりなさい」と言われます。

これは大阪のコーチの杉本良明氏の言われることです。 相手に期待することが多すぎると、「○○すべきなのに、しない」100点満点からできなかったこと、していないことの点数を引いていくと、相手への評価がどんどん下がります。相手を評価できないと感謝するなんてことはとうていできません。「よくやってね」と認めることはできません。
加点主義では、なにもしてくれなくて普通、してくれればプラスになります。

加点主義をとると

人間関係がよくなり、仕事のストレスがなくなり効率がよくなります。

多くの人のストレスは「人間関係」だと言われています。
それは、職場でも家庭でも学校でも同じです。

私のセミナーの時に参加者に「農場の問題何ですか?」と質問をすると8割から9割の人が人間関係だと答えます。

農場では、父親と息子の関係、父親と母親、嫁と姑、農場長と従業員などの関係で相手に高いレベルを期待します。

自分の事をわかってくれている、
自分の手伝いをしてくれる、
自分がやりやすいようにしてくれる、
自分の考えて入る事はわかっている、
自分の要望することをしてくれるのもだと思ってしまいます。

たとえば、
「嫁なら家庭のことをして農場の手伝いをするのが当たり前」とか
「跡とり息子なら早く起きて働くのが当たり前」とか
「仕事も充分にできないのに、趣味や遊びばかりする」とか
「農場長ならみんなを指導して自ら働いてほしい」とか
「働かない農場長のくせに、自分たちより給料が高い」とか
「自分の仕事が進まないときは人に手伝ってくれと頼むのに、人の仕事は手伝わない」などの不満があります。

家族の場合は特に期待が強いだけに、また密接な関係だけに、うまくいかないときは摩擦が大きくなります。

他人との関係はいいが家族の関係が悪いケースはよく見かけます。

家族、親族は同じ価値観、考え方、行動形式だと思い込み、相手への期待が強いからです。利害関係がより直結し減点主義になります。
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by agricoach | 2007-11-14 06:13 | 加点主義

できない従業員や息子にどう接するか?

I メッセージで話しなさいなどは農場内の人間関係をうまくうやるための基本です。

ところが現実には従業員や息子が、だらだらと仕事をしたり、時間通りにできなかったり、やるべき基本を手を抜いたり、決まった予定を忘れていたり、みんなで決めたことを守らなかったりなど腹の立つことがいっぱい転がっています。

そんな時に「 I メッセージだ!」などと言っても、相手はなかかな気づかないし成長しません。

そんなときは「叱る」が重要になります。

では「叱る」を考えてみましょう。叱ることの目的は、「相手に気づきを与えて、早く成長させる」ことです。

叱るポイントを上げると、

1:叱る前に何を叱るのかを考えておく

だらだらと仕事をする「姿勢」なのか、覚えていない「技術」なのか、約束を破ったことなのか、など何を指摘して何を提案して何を考えさせたいのかを前もって考えておきます。
私もよくあることですが、怒りの感情にまかせて自分の言いたいことだけを言って、叱ったことから相手が何を考え何を学ぶかなど気にもしていません。叱る前にストーリーを作っておきましょう。

2:始めに怒っていることを強く言う

どうしても変えて欲しいことを言う場合I メッセージを使っても相手に怒っていることが伝わりません。すると相手も軽く考えて次の行動の変化までになりません。始めにガツンと問題点を言うべきです。
もし強く言えないなら「自分は今怒っているから」とひとこと言えばいいでしょう。それによって相手は「ああ、怒っているんだ。よく聞かなくては」とか「やはり、まずかったかな。」とか思いいい加減に聞き流すことが少なくなります。

3:人格や性格、過去の失敗を責めない。他の人と比較しない。

叱るときは、いま中心にすべきひとつのことを叱ります。「だからお前はだめなんだ!」とか「前も同じ失敗をして、何度言えばわかるんだ!バカが!」とか「他の家の息子はしているのに、お前はなんでやらないんだ!」とか「[前にいた従業員はできたのに、なぜお前はできないんだ!」などと言わないことです。人格や性格を責められると相手は当然反感を持つし、意欲はなくなります。これはご法度です。

4:叱った理由を説明する

なぜ、叱ったのか、どこが問題なのか、その問題があるとどういうことが起こり得るのか、何を考えてほしいのか、行動をどう変えて欲しいのかなどを説明しないと叱られた側は理解できずに、感情の反感だけが残ります。相手が成長するために納得して行動してもらうことが、理由の説明で具体化します。

5:新たな指示を出す。

叱られた側にすれば感情手金い落ち込みます。時には反感だけが残ります。叱ったあとの放置はいい結果になりません。新しい指示を出して叱りを「完結」させることは重要になります。

6:叱った後のフォロー。

叱った後のフォローも事前に、ストーリーを確認していてください。
叱った後の翌日か3日以内に自分から声をかける。「笑顔」はだいじですね。お互いに気まずい思いをしていますので、まず和解から。その始まりは笑顔と挨拶です。
叱った理由や次の指示が相手のうまく伝わっているかを確認します。もし説明不足だったらもう一度相手が理解するまで説明します。

7:普段からよく褒める

これは結構難しいことですが、普段からよく褒めておくことです。
原田氏はこれを「ストローク」と言っています。
相手を認める言葉、表情、行動を与えることによって、相手の意欲が高くなります。

松下幸之助氏は「叱る回数の4倍か5倍くらいは社員を褒めた」そうです。ふだんから信頼関係があると強く叱っても相手は愛情として受け止めてくれます。精神的に落ち込まなくてもすみます。


とにかく叱る前に
「今から叱ることは、相手を成長させるためであって、相手の非をあげつらい、自分の正当性を主張する場ではない」
ことを確認したほうがいいでしょう。
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by agricoach | 2007-11-13 06:23

牛の見える化


牛を見えるようにすることはすでに多くの農場でやられています。

見える化の代表が耳票です。
耳票を付けていればどの牛か間違うことなくわかります。

牛の識別をどうするかは、いろいろと工夫している農場もあります。
見える化では、「3m以上離れても見えなくてはいけない」と言われます。

フリーストールやフリーバーン、運動場では外から牛の耳票はなかなか見えません。そのため首輪に大きな番号札をつけている農場もあります。

牛の体(仙骨部からお尻)に大きな字で書いている農場もあります。下の写真くらい大きく書いてあると、運動場で見つけた発情の牛の番号も遠くからでもわかります。
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どの牛が受胎しているか、どの牛が空胎で注意がいるか、どの牛が治療中でいつまでに何をするのか、などは繋ぎ牛舎では牛の寝床の上の小さなボードに書いている農場は多くあります。

また、ノート、黒板、ホワイトボードを利用して牛ごとに分娩日、授精日、乾乳予定日、分娩予定日を記入しています。

最近は、多くの農場でパソコンを利用して繁殖を管理しています。
パソコンは非常に使い勝手のいい道具ですが、毎日入力、毎日出力(必要なリストのプリントアウト)が基本です。

見える化のポイントのひとつが、「みんなに見えなくてはいけない」ことです。
繁殖担当者はわかっているのですが、他の人はどの牛が妊娠していて、どの牛が授精が必要か、治療が必要かなどかわらないケースもよくあります。

大型の農場では、各自が担当を持っていますので、自分の担当以外のところは知りませんが、家族経営の農場では、メンバーみんなが知っているべきです。

ひとりが休みや用事で休むと、作業ができなくなる、授精師や獣医師がきても、どの牛を処置するかもわからなくなることもあります。
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by agricoach | 2007-11-06 05:24 | 見える化

割れ窓理論

割れ窓理論(ブロークン ウインドウ理論)というのがあります。

これは、割れた窓ガラスを放置すると、誰も関心がないというサインになり、次第に他のガラスも割られ、犯罪が増えるといった悪循環に陥る、ブロークンウインドウ理論です。

有名なのは、犯罪の多いニューヨークでジュリアーノ市長が、この理論に注目し、とにかく汚れた町や地下鉄の電車内をきれいにしたり、落書きを消したりしたそうです。

その結果、犯罪がすごく減りました。

この割れ窓理論は農場にも共通します。
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この写真は、農場の通路に倒れたほうきです。
いつも目に付くところにあるのだけど、農場のメンバーは誰も気にしません。
割れ窓理論では、これが1枚目の割れた窓です。
この状態を放置していると、下の写真のようになってきます。

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育成の牛舎の横ですが、錆びて使わない柵や壊れたハエたたき、汚れた毛布やトタン、よごれたスコップが散らかっています。

これでは、基本的な作業(牛の寝床の管理、きれいな水や空気、えさ箱の掃除など)が
行き届くはずはありません。

使わない物が牛舎の中に転がっていると、少しづつ、どうしようもないくらいに
散らかってきます。

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机の上に汚れた物がひとつあると、しばらくするとこの写真のように
散らかってきます。

そうなると、必要な書類がどこにあるかわからなくなるし、
牛の成績(処置しなくてはいけない牛のリスト)もわからなくなります。

それでは、農場でやるべきことが把握できません。

「割れ窓理論」を気にして農場を見回してみてください。
「これじゃあ、まずいな!」と気づくところが、いくつかあるはずです。

この話で一番のポイントは、上の写真の「倒れたほうき」を気づくかどうかです。

気づかなければ、直そうという気にもならないし、行動にできません。

次に気づいても行動するかどうかです。
「めんどくさい」、「まあいいや」などと思っていれば行動になりません。
そうすると次の写真のように散らかってきます。

この意識を高める一番の方法は、多くの経営者が主張する「トイレ掃除」なのです。
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by agricoach | 2007-11-04 02:38 | 整理整頓


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


by agricoach

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