大きく書き出す

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カレンダーの裏紙のような大きな紙やホワイトボードに書き出すことは実行するための有効な技術です。

いつも目に付いている、見たくなくても目に飛び込んでくる仕組みは、「見える化」のポイントです。
いつも目に付くと目標が気になります。
目につかないとついつい忘れてしまいます。

このルーティンができたかどうかを毎日チェックします。
終わった項目は、メモ帳と同じで赤の線で消します。

全部の項目が消されると「よし、やったぞ!!!」という達成感、成功体験、充実感が得られます。
自分自身をほめてください。
もしできなかった項目があるときは、次の予定を立てて新しく書き出してください。

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# by agricoach | 2008-03-16 04:20 | 見える化

人間関係をうまくやっている農場

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私が往診に行っている農場で、人間関係をうまくやっているところがあります。
そこの農場長の父ちゃんの話です。

その父ちゃんが気をつけていることは。

まず、農場の雰囲気を楽しくする。
息子や嫁が技術的に間違っていたり、怠けたり、段取りが悪いときは、
その場で言わないことにしています。
その場で、指摘してもこっちも相手もカッとなって、まともに聞かないからです。
楽しくて機嫌のいいときに、ちょっとしたことから、
仕事の仕方を話題に出し、
「◎◎はどうだったから、◎◎したほうがいいと思うよ」
とか
「◎◎はもっと、◎◎したほうがいい」
とかの話をします。

普段は、なるべく褒めるようにしているそうです。
食事のときに、毎日の作業の段取りを話しているので
家族みんなが、一日の作業の予定をしっかりわかっているそうです。

技術的なことも、そのとき話すので、
どの牛をどうするとか、作業の仕方を変えるとかの
連携もよく取れています。

息子が就農するときに、
「農場を継ぐか継がないかは自分で考えろ。継がなくてもいいし、
継ぐならやりたいことはやっていい」
と話したそうです。

まだ、財布の紐は息子夫婦に渡していませんが、
農場の記録は嫁がしっかりしているそうです。

ここは、牛舎自体は非常に古く、一部増築して乳牛を飼っていますが
経営は順調で、機械の購入もすべてキャッシュでやっています。
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# by agricoach | 2008-03-05 21:40

沖縄でのセミナー

先週は、沖縄にセミナーに行ってきました。

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午前中は、普及センターの職員の方々を相手に
午後は、農家や関係機関の方々を相手にやりました。

今回は参加者の方々の反応がよくて非常にやり易かったです。
しっかり聞いていただいているのがよくわかりました。

時間的な余裕がなかったので、実習を多くは入れられませんでした。

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アイスブレークとしてやった
「最高のジャンケン」は効果がありました。
二人一組になって、ジャンケンをして、勝った人はすごく喜び
負けた人は、相手を賞賛する。
「よ!世界一」「すごい!!」「素敵よ!」などと勝った人を賞賛するゲームです。
勝った人も、ガッツポーズをしたり、踊ったりして最高に喜ぶゲームです。

これは、プラスのストロークを出す練習です。
プラスのストロークとは、嬉しい働きかけのことです。
相手を認めて、喜ばせてあげて、
プラスのストロークをもらうと、心がはずんで、ふくらんでやる気を出します。

私もプラスのストロークを出すのが少し苦手なので、これをいつも気をつけています。
「最高のジャンケン」をした後、プラスのストロークが楽しい農場をつくるために必要な
ことだと説明しました。

これは、次回からも毎回取り入れます。
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# by agricoach | 2008-03-03 06:38

「よい医者に必要なのはコミュニケーション能力と人生経験」

聖路加国際病院院長の福井次矢氏の話です。

「よい医者に必要なのはコミュニケーション能力と人生経験」
というテーマの中に

「困るのは医療がサイエンスそのものと勘違いしている医者です。
医学的にはこうなんだから、これをやりさえすればいいと、
目の前の患者さんの気持ちに何も配慮しない。
患者さんが薬を飲まない場合には、
飲もうという気持ちになってもらい、
飲み忘れをしないための工夫を一緒に考える。
それも医者の仕事なんです。

病気に対する有効な治療法を人間にやってもらうという
ところが抜けるんですね。

医療の大部分は、人文科学の世界なのに
サイエンスそのものだと思っている。
だから、何を言っても全然取り合ってくれないとか、
つっけんどんで威圧的だと言われるわけです。
でもそういう医者の多くは、サイエンスの世界では
すばらしく優秀なんです。」


これを読んで、獣医師の世界にも
同じようなことが多くあります。

あるいは、医師の世界よりも遅れているのではないかと思います。
病院では、すでにコミュニケーション講座を取り入れたり
サービスの質を上げるためにISO資格を取ったりするところも
増えてきています。

ある地区でワークショップに取り組んでいる獣医師が誰かに言われたようですが
「獣医の技術もまともにできないヤツが、コミュニケーションだの
ワークショップだのと言っている」

これは一面しか見ていません。

私が思うに、結局は「人間力」。

人間力がなければ、獣医技術に手を出しても
コミュニケーションに手を出しても
結局はものになりません。

ここ20年の大動物界の流れは
個体診療→群診療、予防→プロファイルテスト→
生産獣医療→コミュニケーション、ワークショップ

となると思います。
生産獣医療という言葉が出てきたときも
多くの人が「これだ!」と思ったのに数年経っても
現場では、いまいちです。

これと同じ事が「コミュニケーション、ワークショップ」
でも起こると思います。

要は、だいじな当たり前のことをコツコツと
農場に対して行えるか、ということではないかと思います。
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# by agricoach | 2008-02-21 16:25

本物だけが生き残る

ワタミの渡辺社長のことばに、畜産業界にもまったく通じることがありました。


「市場が2割縮小したからといって売り手が一様に2割づつ売り上げを落とすわけであありません。
4割減らすところとまったく減らさないところが出てきます。
「淘汰の時代」には常に価値の高い物を供給できる、本物だけが生き残ります。
今までと同じやり方を続けているとつぶれるのです。」

この通りだと思います。

いかに本物の商品を作るか。
これば農場だけの問題ではなく、獣医師をしてのサービスにも当てはまります。

農場にとって価値のありサービスを提供できる獣医師でないと
これから農家戸数が減っていき、残った農場に選ばれません。

「もっと、勉強しなくては」
と思った言葉でした。
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# by agricoach | 2008-02-21 00:23

コミュニケーションセミナー

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きのうコミュニケーションセミナーに行ってきました。

内容は、エゴグラムと交流分析。
エゴグラムとは、自分自身を5つの性格に分けて分析するものです。

CP きびしい親のような性格
NP やさしい親のような性格
A  冷静で理論的な大人のような性格
FC 無邪気で自由な子供のような性格
AC おちなしくて従順な子供のような性格

50問の質問に答えて、この5つの性格がどれくらいの割合を示しているかをしらべました。

私の場合は、Aを頂点に両側に下がっていく、富士山型でした。

このセミナーで私の勉強したかったことは、
CPの強い人、つまり「○○はこうすべきだ」とか「○○あらねばならない、そうできないのはダメだ!」「○○すべきだ。」と権威的で指導的な人に対して。
また、外的コントロール(脅かしたり、責めたり、叱ったり、褒美でつったり)をよく出す、上司や親、舅、姑に対してド言う対応すればいいのか、ということでした。

結果は、予想どうり、「相手は変わらない。自分を変えろ。」です。
相手がCPから発する強い発言や行動に対して、自分がいやな感情で対応すると、なおさら相手は強行になってくる。

相手が、CPを強く出しても自分は、冷静に落ち着いて分析的に行動や発言をする。
ということでした。

心理学では、基礎的な人の心理の勉強をします。
職場や家庭で一番問題になっているのは、外的コントロールを強く出す人にどう対処するかです。心理学の範疇では解決できないことも多くあります。

行き着くところは、自分を許す、相手を許す、いい意味での諦め、相手に感謝する、などの少し宗教的な要素を入れないと現実問題は本人の中で解消しないと思いました。
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# by agricoach | 2008-02-16 16:25

成功のもと

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農場でおもしろいものを見つけました。
私の行っている農場の農場長が、失敗したときの対策として考えたものです。

「始末書」ではなく「成功のもと」。

本人も勤務経験があるので、「始末書」ってのは、どうもイメージがよくない。
失敗や悪いことをして、その反省で書かされるというのが始末書なので
名前を変えたそうです。

失敗を今後の役にたたせるために、「成功のもと」にしました。

これを農場で貯めておくと、新しい従業員が入ってきても
どんな失敗が過去に起こっていたのか、その対策はどうすればいいのかがわかります。

農場にとって、貴重な財産です。
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# by agricoach | 2008-02-09 06:42

ぼやきシリーズ 1

農場でいろんのものが、ぼやいています。
その声を、そっと聞いてみると。

なんでか、わからないけど
関西弁でぼやいています。
(桂三枝さん風 ”ちゅうねん” が付いています)


生まれてくる子牛がぼやいてます。

「お産が始まったからと言って、あわてて引っ張るな っちゅうねん」
「腕が痛い っちゅねん」
「狭い所を通ってくるから、アバラにヒビが入る っちゅうねん」


乳牛がぼやいてます。

「カウトレーナーに電気を入れるな っちゅうねん」
「あれは、ビリッとくる っちゅうねん」
「心臓に悪い っちゅうねん」


マットがぼやいてます。

「破れたとこは、直してくれ っちゅうねん」
「実が出て痛い っちゅうねん」



牛の膣がぼやいてます。

「膣鏡はそろっと入れろ っちゅうねん」
「冬は暖めて使え っちゅうねん」
「冷たい っちゅうねん」


アルツハイマー症がぼやいてます。

「ボケたことを俺のせいにするな っちゅうねん」
「きのう食べたものくらい覚えておけ っちゅうねん」
「もともとあんたはボケとる っちゅうねん」


重力がぼやいてます。

「おっぱいが垂れてくるのを俺のせいにするな っちゅうねん」


ミルカーがぼやいてます。

「たまには掃除をしてくれ っちゅうねん」
「エアーフィルターが詰まって息ができん っちゅうねん」


肥った牛がぼやいてます。

「あんまり食わせるな っちゅうねん」
「メタボになる っちゅうねん」
「たまには運動させろ っちゅうねん」


子牛がぼやいてます。

「自分ばかりフカフカのふとんで寝るな っちゅうねん」
「毎日床は換えてくれ っちゅうねん」
「ジュクジュクした寝床はいやや っちゅうねん」


子牛がまたぼやいてます。

「乳はいいヤツを飲ませろ っちゅうねん」
「出荷できない体細胞が高い乳を飲ませるな っちゅうねん」
「下痢する っちゅうねん」


乳頭がぼやいてます。

「たまにはミルカーを整備しろ っちゅうねん」
「先っぽが痛い っちゅうねん」
「乳房炎になる っちゅうねん」


長靴がぼやいてます。

「毎日洗え っちゅうねん」
「たまには中も洗え っちゅうねん」
「臭い っちゅうねん」
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# by agricoach | 2008-01-21 22:36 | ユーモア

具体的に農場でなにをやってもらえばいいのか 2

農場の将来を考えてもらったあと
次にしてもらうことが、自分自身の分析です。

これは原田式目標達成方法の中のやりかたです。

自分か過去にどんなときに成功して、どんなときに失敗していたのかを、心(メンタル)、技(スキル)、体(健康)、生活で見直してみることです。

うまく事を運ぶには心技体生活でどんなことをしなければいけないかを整理してみます。
それから、毎日やるべきことを抜き出してルーティン(毎日やること)にします。

3番目はKJ法で、とにかくやるべきこと、気がついたこと、やったほうがいいことなどなんでも付箋に書き出して、グループごとに分けます。

グループとは、たとえば「繁殖」「お金」「働き方」「育成」「粗飼料作り」「目標の達成方法」などです。
将来像がはっきりしていない農場では「将来像を作る」もグループになります。

その書き出した付箋で、グループ内でどれを先にするかを決めます。
グループごとに分けた付箋を、具体的に実行するにはどうするかをさらに考えて、誰がいつ何をどうするかまで考え付箋に書き込みます。

具体的に書き出した計画を、カレンダーなどのスケジュール表に書き込みます。
この時にKJ法で出た項目を何時までに達成するかを決め、それを、年間計画の中に落とし込みます。
書き出した項目の中で、特に大事で毎日続けることにより成果が出るものは、毎日行うルーティン項目にします。このルーティンについても、事務所に大きく書き出して毎日実行することを決めます。


4番目が日誌を書くことです。

期日を決めて作った予定やルーティンができたかどうかを毎日チェックします。
何ができて何ができなかったのか、できなかったのはなぜか、それを明日するにはどうすればいいのか、心、技、体、生活はどうだったのかなどを振り返って明日やることを整理します。
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# by agricoach | 2008-01-18 21:15

先行きの暗い酪農情勢をどうするのか

今の酪農情勢は暗いことばかりです。
エサはどんどん上がるし、乳価はほとんで変わりません。
100頭規模の農場で、前年に比べて1000万円ほど利益がなくなっています。
ほとんど儲けがでません。
そればかりか、エサ代に引かれて通帳は赤字になるところが多くなっています。

今後の飼料の高騰などを考えると暗いことばかりです。

私は農場に行ったとき話しをするのは、
大変な時期だからこそ、乳だけにこだわらず
どんな将来像を描きたいのか、5年後10年後はどうしたいのか
家族でどんな生活をしたいのか、どんな人生にしたいのか、
酪農だけでなく、乳製品加工や他の農業の可能性はないのか
好きなことから収益を上げる手段はないのか、
などを考えるべきだと思います。

別に酪農に自分の人生を縛られなくてもいいと思います。
ただし、私がいつも言う「人間力」がついてないと
どの仕事をやっても、成功するのは難しいと思います。

だから、私が農家に勧めるのは
将来の夢、目標を考えることと、
(自分自身のとって、わくわくすることをしっかり見つめること)
中期長期計画を立てることと
毎日の日誌と
人間力を高めることです。

これを身につけることができれば
自分の考えた人生、満足できる人生を送ることができる可能性が
高くなると思います。
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# by agricoach | 2008-01-12 20:43

プロフェッショナル

NHKの番組のプロフェッショナルは、多くの人に人気があります。

私も、しっかり見ています。
その番組のなかでは、いろんなプロが登場しますが、職種は違っても共通する非常に重要な事柄に気づかされます。

建築家の隈氏の言葉です。

「がんじがらめの中にいろんなヒントがある」

今の畜産業界では、エサの高騰で経営はどこもあぶない状態です。
このがんじがらめの中にこそ、ヒントはあると思います。

今からもっと上がっていくエサに頼らない方法はないのか、
将来も上がって行くガソリンに頼らない農業はどうすればいいのか。


私自身の中にも、「がんじがらめ」と思っている部分があります。
そのため、それ以上考えようとしていません。

でも本当にそれががんじがらめなのか、
その中にこそヒントがあるのではないかと

隈氏の言葉は、グッサと来ました。
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# by agricoach | 2008-01-12 06:17

「目標達成を円滑にする仕事」

「経営者は目標を達成するために考えたり調べたりする「目標達成を円滑にする仕事」の時間が必要。」

では、「目標達成を円滑にする仕事」とは農場内で具体的には、どんな事があるでしょう。


1:農場の目標をどうやって決めて、どうやって農場のメンバーに伝える(浸透させる)のか。

2:目標に向かっての行動をどうやって評価して、どう修正し、どう実行するのか。

3:農場のメンバーの働く意欲をどうすればアップできるのか。
  メンバーが元気で楽しく働ける農場にするには何がいるのか。

4:ミスや失敗をどう利用して、今後に生かすのか

5:メンバーの技術的能力を上げるためには、どんな仕組みがいるのか。
  また、メンバーの人間力を上げるにはどうすればいいのか。

6:目標達成に必要な技術をどうやって、誰から習得するのか。

7:決められた作業を、効率よく実行するには、メンバーが何を考えどう行動すればいいのか。


これらの項目が考えられます。
このひとつひとつを、どうすればいいのかを考える時間を、経営者は持って
毎日、日誌でチェックしていき、また、アイデアを貯めて実行していく作業は
非常に重要になります。
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# by agricoach | 2008-01-10 13:56

佐々木かおり イーウーマン社長

イーウーマン社長の佐々木かおり氏のことばに
「なるほど!!!」と思いました。

「経営者は目標を達成するために考えたり調べたりする「目標達成を円滑にする仕事」の時間が必要。」

こんなことを農場では、ほとんど考えないんですよね。
牛の調子をよくすることや、お金を残す技術を勉強して
朝から晩まで牛舎で働いているのですが
「考える」作業をしている農家は少ないと思います。


「目標達成を円滑にする仕事」に時間をとることを
一日の作業の中に組み込んでしまわないと、
つまり仕組み化してしまわないと、ほとんどできません。

その意味でも、日誌の効果があります。
アイデアをどんどん書き出す日誌を書くことで
また、毎日日誌を書く時間を固定することで
うまくできる可能性があります。


「経営者は目標を達成するために考えたり調べたりする「目標達成を円滑にする仕事」の時間が必要。」

これは、経営者でなくても個人にもあてはまると思います。
経営者を自分に置き換えると
「自分自身の目標を達成するために考えたり調べたりする「目標達成を円滑にする仕事」の時間が必要。」
となります。
これは絶対に必要な事柄です。
多くの成功者が、どうすれば「目標達成を円滑にできるのか」という問題にとりくんで
うまく進めています。

「経営者は目標を達成するために考えたり調べたりする「目標達成を円滑にする仕事」の時間が必要。」
この言葉は、今からいろんな農場主に話していこうと思います。
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# by agricoach | 2008-01-08 22:44

気を入れる仕組み化はどうすればいいのでしょう。


「朝から気分が乗らない」と言ってだらだらと仕事をしていてはミスも出るし効率も悪いし事故にもなりかねません。

多くの会社では、朝は体操から始めます。
体をほぐして緊張感を高めて仕事に取り掛かることは意味があります。

朝一番は「掃除」と決めている会社もあります。
社員全員で掃除をする。これは整理整頓の仕組みでもあります。

朝の掃除をすることで気持ちが引き締まって、その緊張感で仕事に入れます。


特別な例として、「居酒屋てっぺん」があります。
東京に数店舗ありますが、そこの朝礼は全員集まって、大きな声で挨拶をし、会社のメンバーやお客さんに感謝の言葉を言い、ひとりひとりがその日の目標を言います。

すごいハイテンションでテンポよくやります。これで社員は前向きな気持ちで感謝を感じながら仕事に取り組むことができているようです。

他の会社が社員研修のために参加したり、学校の部活動の学生が参加したりしているそうです。本やDVDも発売されています。
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# by agricoach | 2007-12-20 05:28 | 仕組み化

感謝  あるテレビ番組から学ぶ

「人に感謝しなさい」といろんな局面で聞いたことがあると思います。

学校の先生や、親から聞いたことは1度や2度ではないと思います。

でも、私もそうですが、いつも感謝の気持ちを持って仕事や生活をしている訳ではないのですよね。

すぐ忘れてしまいます。
ちょっと忙しかったり、自分の思うようにならなかったりすると
ブーブー文句を言ったり、愚痴ったりします。

「これじゃあいけないな」と思う反面
「じゃあ、どうするの?」

その答えのひとつが、他の人から学ぶとこですね。
病気の人、障害者、障害者の親、何かに挑戦している人、宗教などから学ぶことが効果があります。

ある番組がありました。

それは、カンボジアで医療活動をしている赤尾さんという女の人の話です。

カンボジアは子供の死亡率がアジアで一番高い国です。
赤尾さんのところに、ある日、脳性麻痺の子供を自転車に乗せてやってきた老夫婦がいました。
その子は、たんぼに捨てられていた赤ちゃんで、子供のいなかった老夫婦が、ひっしに育てていたそうです。その時は風邪をこじらせた赤ちゃんのために200kmも離れた村から3日かけてやってきたそうです。

そんな母親に赤尾さんは、「あかあさん仕事もできなくて、たいへんね」と声をかけたそうです。

するとおかあさんは
「こんなに子供のいる生活がすばらしいと思わなかったので、私の今の人生は、今までの長い人生の中で最高です。こんなにすばらしい人生があるなんて知らなかったです」とニコニコと笑って言われたそうです。

その時に他のスタッフもいたのですが、みんなでワンワン泣いてしまったそうです。

そこで赤尾さんは
「いったい私は何をしてきたんだろう。ブーブー文句言って毎日を仕事して。こんな人たちがいたんだ。そういう人たちから私たちはエレルギーをもらって生かされている。毎日仕事ができているんだ」と思って、スタッフみんなでワンワン泣いたそうです。

このビデオは、しっかり私のパソコンのデスクトップに置かれています。
何度見ても、涙が出てきます。
感謝を忘れそうになったときに見ています。
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# by agricoach | 2007-12-16 06:28 | 学ぶ技術

具体的に農場でなにをやってもらえばいいのか

農場に行ったときに具体的になにをすればいいのでしょう。

まず持ってもらうのが「メモ帳」です。
作業で発生したこと気づいたことを書いてもらいます。

その次が「やることの整理整頓」つまり将来の計画や作業の整理整頓です。
その次が「日誌」です。

「メモ帳」についてはすでに話しましたので、「やることの整理整頓」について話ます。
農場の中でどのような手順で、計画を立て実行すればいいでしょうか。

ひとつの例を示します。

1:
将来計画を考える。
10年後には、どんな農場を目指しますか?仕事、家族、財産、趣味、教養、健康 この6つの部分について10年後にどんな生活を目指すのか。

この質問は、多くの農場で聞かれたことがなく一般的に普段ほとんど考えたことがありません。

改めて考えてみると、将来どんな農場にしたいのか。非常に重要な事柄です。

10年後の計画から、5年後3年後1年後と落とし込んでいって、次は、年間計画。毎月何をどうするのかを考えていきます。

仕事、家族、財産、趣味、教養、健康の6つについて聞くのは、考えやすくするためです。
必ずしも6つ全部答えられなくてもいいです。

ある農場にこの質問をしたところ次のような答えでした。

10年後には牛乳料理が自慢の1日1組限定の民宿する。
前に使っていた自宅を民家風に改築し裏の畑で野菜収穫、搾乳体験、哺乳体験、渓流でニジマス釣り、手打ちうどん、牛乳なべ、牛乳豆腐の燻製など田舎の贅沢を満喫。週末は予約でいっぱい。

このように具体的にイメージできればできるほど達成可能性が高くなります。
ワタミの渡辺社長に言わせると、細かいところまでカラーでイメージできるかどうか、すぐ白黒になるのをいつも計画を変更しながらカラーで見えるようにする、と言います。

上の民宿の例をもっと細かくイメージするには、民家風とはどんなサイズの家で、間取りはどんなで、使っている木の材質は何で、どんな香りがして、裏の畑には何月に何の野菜が何種類できているのか、その野菜を作るためには、何月にどの苗を植えて、どの種を蒔くのか、その野菜を収穫するお客さんの笑顔はどんなのか、そこで収穫した野菜をどう料理してどう盛り付けるのか、など細かいところまでカラーでイメージできれば実行可能性は格段に上がります。

細かいところまでイメージできると、ではそれを10年後に達成するには5年後3年後1年後には何をどのように準備しなければいけないかが落とし込めます。

民家風に改築のためには、設計はいつまでに、木の材料はどこから何をいつまでに調達するのか、建築はいつから始めるのかなどを5年後3年後1年後の計画に落とし込みます。それぞれの細かい項目を計画に落とし込みます。

10年後の計画が漠然と「農家民宿をしたい」では5年後3年後1年後の計画も大雑把背で漠然として実行可能性は低くなります。

状況が変わったり気持ちや意識が変わったりして将来像も当然変わる事もあります。そのときはまた作戦を変えます。

できればゆっくり時間をとって年に数回は将来像の確認と変更をすることは、重要な作業です。農場ではついつい毎日の作業に追われて、目先のことばかりに気を取られてしまいます。時々ゆっくり時間をとって自分の今の現状と立ち位置将来のことを考えることは、自分の進む道を見るうえでだいじなことだと思います。


10年後にはどんな農場なの?と質問しても今まで考えたことがなければ、なかなか答えが出ません。

その場合は、「10年後の将来像を見つける」が当面の目標になります。
それを半年から1年後をめどに将来像をつくることもりっぱな目標です。
その場合は、2番目の手順のKJ法によるやることの書き出しと整理に移ります。
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# by agricoach | 2007-12-15 06:05 | コーチング

農場での具体的アプローチ

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上の写真は、KJ法で農場内でやるべきことを付箋に書き出して、カレンダーの裏に張り出したものです。思いつくことをとにかくなんでも付箋に書いて、それをグループごとにまとめたものです。

農場の中でどのような手順で、計画を立て実行すればいいでしょうか。

ひとつの例を示します。

1:
K J 法で、とにかくやるべきこと、気がついたこと、やったほうがいいことなどなんでも付箋に書き出して、グループごとに分ける。グループとは、たとえば「繁殖」「お金」「働き方」「育成」「粗飼料作り」などです。

その書き出した付箋で、グループ内でどれを先にするかを決める。

グループごとに分けた付箋を、具体的に実行するにはどうするかをさらに考えて、誰がいつ何をどうするかまで考え付箋に書き込む。
具体的に書き出した計画を、カレンダーなどのスケジュール表に書き込む。

2:
将来計画を考える。
10年後には、どんな農場を目指しますか?
仕事、家族、財産、趣味、教養、健康 この6つの部分について10年後にどんな生活を目指すのか。

この質問は、多くの農場で聞かれたことがなく
一般的に普段ほとんど考えたことがありません。

改めて考えてみると、将来どんな農場にしたいのか。非常に重要な事柄です。

10年後の計画から、5年後3年後1年後と落とし込んでいって、
次は、年間計画。毎月何をどうするのかを考えていきます。

この時に 1 で考えた K J 法で出た項目を何時までに達成するかを決めます。
それを、年間計画の中に落とし込みます。

3:
1 で考えた項目を、重要度(右から左)と緊急度(上から下)のマトリックスに書き出して
何が重要で、何が緊急かを把握する。



以下、次回に続きます。
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# by agricoach | 2007-12-05 21:03 | コーチング

上司、親、農場長から人間関係でストレスを受けたときはどうするか。

上司や親、農場長が外的コントロールをして、ストレスを受けたときはどうすればいいのでしょう。

上司、親、農場長が従業員や息子、嫁、妻を変えるために
「批判する」
「責める」
「文句を言う」
「ガミガミ言う」
「脅かす」
「罰する」
「褒美でつる」
などの外的コントロールでなくては相手は変わらないと思っていつもやっていると、回りの人は精神的にストレスを受けます。

上司から
「何回言えばわかるんだ!まじめに仕事をしろ!」
「また失敗したか。それだからお前はだめなんだ!」
「言われたことは、しっかりしろよ!」
「牛が死んだから給料から引くからな」
「成績が上がったら、手当てを増やすぞ!」
「まだ休んでいるのか、さっさと仕事をしろ!」
こんなことを毎日言われていると働く意欲は出ません。

こんな上司からストレスを受けている人はどうすればいいのでしょうか。

それは、自分自身の気持ちの整理です。
加点主義で自分自身を見ることです。
いくら上司にボロクソに言われても自分自身にも、すこしでもいいところを探して自分を肯定することです。「自分はこれでいいんだ」「自分にもいいところがある」「自分でも、一生懸命にがんばっている」など自分を許すことです。
これは大阪のコーチの杉本さんが主張される非常に参考になる考え方です。

自分を許すことができれば、相手を許すことができます。相手に期待しないことができます。
加点主義で相手を見るためには、相手の長所を見なくてはいけません。ところが相手から外的コントロールでボロクソに言われると、相手のいいところなど見えません。そのためには、自分自身の気持ちの整理をして自分を許しそれから相手を許し、相手に期待しなくなると腹が立ちません。そうなると相手を承認できます。

「鏡の理論」というのがあります。相手には自分の行動が鏡のように写ることです。

つまり相手に不満を持つと相手も自分に不満を持つ。自分が相手を好きになると相手も自分を好きになる。自分が相手に嫌なことを言うと相手も自分に嫌なことを言う。自分が相手を攻撃すると相手も自分を攻撃する。自分が相手を認めてあげると相手も自分を認めてくれる。

これは面白いくらいです。道を歩いていて知り合いに、丁寧に挨拶すると相手も丁寧に挨拶します。軽く手を上げて挨拶すると相手も手を上げて挨拶します。ピースサインを出して手を振ると相手も同じことをします。みなさん今度実験してみてください。

つまり鏡の理論からすと、加点主義の人と減点主義の人は大きな差ができます。

加点主義で、相手の長所を見ることができる人は、相手にいい意味で期待感がなくなり相手の気持ちを承認できます。相手のいいところを見ることができます。そうすると相手も自分を同じように見てくれます。

それによって豊富な人脈や援助を受けることができ、回りの人といい人間関係ができます。人生において非常に大きな力になります。逆に減点主義で回りの人に接する人は、周りの人から援助を受けることもなく、周りの人ともめてばかりいて、一生「自分は不幸だ、それは周りが悪いからだ」と思い続けます。

それほどの差が加点主義と減点主義にはあります。加点主義であることは、あなた自身のためにも、周りの人のためにも非常にだいじなことだと思います。
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# by agricoach | 2007-11-18 04:47 | 加点主義

農場の管理と加点主義


減点主義では言われた事以外は何もしない従業員の方が評価が高くなります。

新しいことを考え、積極的に取り組んでも失敗すれば評価が下がります。これは理不尽なことです。

こんな評価がされる農場では、メンバーのやる気は出ません。
下手に新しいことや前例にないことをやって失敗したら評価が下がります。

よく「公務員の仕事に対する姿勢は消極的だ」と言われます。

でもこれはある意味しょうがないことです。「お役所仕事」というのは、新しいことをしない、失敗をしない、そこの部署の所属はせいぜい2,3年です。

その間に問題を起こさずに次の人に引き継げばいいいのです。
そんな職場の風土の中に2.3年もいると、いくら新採用のときにやる気のある職員でも、そのうち「言われたこと、決まったことだけを失敗なくしていればいいや!」「遅れず休まず働かず」という気持ちになります。

何も公務員にかぎったことでなく、JAや他の団体でも減点主義をとる職場では同じことが起きます。

人は仕事をする上で誰しも、「自分自身を向上させたい」「認められたい」「他の人の役に立ち感謝されたい」という欲求を持っています。

これさえ満たされれば、労働条件が少しくらい悪くても多くの人が楽しく元気に働けます。

逆に少しくらい他より給料が高くても、それがなければやる気がなくなり長続きしません。

従業員が積極的に新しいことに取り組んでもし失敗したときに、農場のトップが失敗した事を減点するより、積極的に取り組んだことを加点してくれるとやる気がでます。

つまり、「また、お前は失敗したのか!何度失敗したらわかるんだ!失敗した分は給料から引くからな!」と怒られるより

「またお前は失敗したのか。新しいことに一生懸命に取り組むその姿勢はいいことだ。次は失敗しないようによく考えてやってくれ!」と言われるのでは、働く意欲に大きな差が出ます。


従業員や息子に対して減点主義か加点主義かで対応がまったく違ってきます。農場長、上司、父親は加点主義で接するべきです。
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# by agricoach | 2007-11-16 04:34 | 加点主義

加点主義と減点主義


「感謝しなさい」という言葉は、今までいろんなシーンで聞いたことだと思います。
親から聞いたり、学校の先生から聞いたり、宗教で聞いたり。そんなことは多くの人が頭では知っています。でもまた私を含めて多くの人がいつも実行できているかといえば、必ずしもそうではないことも事実です。

相手に感謝ができない人に対して「減点主義でなくて加点主義になりなさい」と言われます。

これは大阪のコーチの杉本良明氏の言われることです。 相手に期待することが多すぎると、「○○すべきなのに、しない」100点満点からできなかったこと、していないことの点数を引いていくと、相手への評価がどんどん下がります。相手を評価できないと感謝するなんてことはとうていできません。「よくやってね」と認めることはできません。
加点主義では、なにもしてくれなくて普通、してくれればプラスになります。

加点主義をとると

人間関係がよくなり、仕事のストレスがなくなり効率がよくなります。

多くの人のストレスは「人間関係」だと言われています。
それは、職場でも家庭でも学校でも同じです。

私のセミナーの時に参加者に「農場の問題何ですか?」と質問をすると8割から9割の人が人間関係だと答えます。

農場では、父親と息子の関係、父親と母親、嫁と姑、農場長と従業員などの関係で相手に高いレベルを期待します。

自分の事をわかってくれている、
自分の手伝いをしてくれる、
自分がやりやすいようにしてくれる、
自分の考えて入る事はわかっている、
自分の要望することをしてくれるのもだと思ってしまいます。

たとえば、
「嫁なら家庭のことをして農場の手伝いをするのが当たり前」とか
「跡とり息子なら早く起きて働くのが当たり前」とか
「仕事も充分にできないのに、趣味や遊びばかりする」とか
「農場長ならみんなを指導して自ら働いてほしい」とか
「働かない農場長のくせに、自分たちより給料が高い」とか
「自分の仕事が進まないときは人に手伝ってくれと頼むのに、人の仕事は手伝わない」などの不満があります。

家族の場合は特に期待が強いだけに、また密接な関係だけに、うまくいかないときは摩擦が大きくなります。

他人との関係はいいが家族の関係が悪いケースはよく見かけます。

家族、親族は同じ価値観、考え方、行動形式だと思い込み、相手への期待が強いからです。利害関係がより直結し減点主義になります。
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# by agricoach | 2007-11-14 06:13 | 加点主義

できない従業員や息子にどう接するか?

I メッセージで話しなさいなどは農場内の人間関係をうまくうやるための基本です。

ところが現実には従業員や息子が、だらだらと仕事をしたり、時間通りにできなかったり、やるべき基本を手を抜いたり、決まった予定を忘れていたり、みんなで決めたことを守らなかったりなど腹の立つことがいっぱい転がっています。

そんな時に「 I メッセージだ!」などと言っても、相手はなかかな気づかないし成長しません。

そんなときは「叱る」が重要になります。

では「叱る」を考えてみましょう。叱ることの目的は、「相手に気づきを与えて、早く成長させる」ことです。

叱るポイントを上げると、

1:叱る前に何を叱るのかを考えておく

だらだらと仕事をする「姿勢」なのか、覚えていない「技術」なのか、約束を破ったことなのか、など何を指摘して何を提案して何を考えさせたいのかを前もって考えておきます。
私もよくあることですが、怒りの感情にまかせて自分の言いたいことだけを言って、叱ったことから相手が何を考え何を学ぶかなど気にもしていません。叱る前にストーリーを作っておきましょう。

2:始めに怒っていることを強く言う

どうしても変えて欲しいことを言う場合I メッセージを使っても相手に怒っていることが伝わりません。すると相手も軽く考えて次の行動の変化までになりません。始めにガツンと問題点を言うべきです。
もし強く言えないなら「自分は今怒っているから」とひとこと言えばいいでしょう。それによって相手は「ああ、怒っているんだ。よく聞かなくては」とか「やはり、まずかったかな。」とか思いいい加減に聞き流すことが少なくなります。

3:人格や性格、過去の失敗を責めない。他の人と比較しない。

叱るときは、いま中心にすべきひとつのことを叱ります。「だからお前はだめなんだ!」とか「前も同じ失敗をして、何度言えばわかるんだ!バカが!」とか「他の家の息子はしているのに、お前はなんでやらないんだ!」とか「[前にいた従業員はできたのに、なぜお前はできないんだ!」などと言わないことです。人格や性格を責められると相手は当然反感を持つし、意欲はなくなります。これはご法度です。

4:叱った理由を説明する

なぜ、叱ったのか、どこが問題なのか、その問題があるとどういうことが起こり得るのか、何を考えてほしいのか、行動をどう変えて欲しいのかなどを説明しないと叱られた側は理解できずに、感情の反感だけが残ります。相手が成長するために納得して行動してもらうことが、理由の説明で具体化します。

5:新たな指示を出す。

叱られた側にすれば感情手金い落ち込みます。時には反感だけが残ります。叱ったあとの放置はいい結果になりません。新しい指示を出して叱りを「完結」させることは重要になります。

6:叱った後のフォロー。

叱った後のフォローも事前に、ストーリーを確認していてください。
叱った後の翌日か3日以内に自分から声をかける。「笑顔」はだいじですね。お互いに気まずい思いをしていますので、まず和解から。その始まりは笑顔と挨拶です。
叱った理由や次の指示が相手のうまく伝わっているかを確認します。もし説明不足だったらもう一度相手が理解するまで説明します。

7:普段からよく褒める

これは結構難しいことですが、普段からよく褒めておくことです。
原田氏はこれを「ストローク」と言っています。
相手を認める言葉、表情、行動を与えることによって、相手の意欲が高くなります。

松下幸之助氏は「叱る回数の4倍か5倍くらいは社員を褒めた」そうです。ふだんから信頼関係があると強く叱っても相手は愛情として受け止めてくれます。精神的に落ち込まなくてもすみます。


とにかく叱る前に
「今から叱ることは、相手を成長させるためであって、相手の非をあげつらい、自分の正当性を主張する場ではない」
ことを確認したほうがいいでしょう。
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# by agricoach | 2007-11-13 06:23

牛の見える化


牛を見えるようにすることはすでに多くの農場でやられています。

見える化の代表が耳票です。
耳票を付けていればどの牛か間違うことなくわかります。

牛の識別をどうするかは、いろいろと工夫している農場もあります。
見える化では、「3m以上離れても見えなくてはいけない」と言われます。

フリーストールやフリーバーン、運動場では外から牛の耳票はなかなか見えません。そのため首輪に大きな番号札をつけている農場もあります。

牛の体(仙骨部からお尻)に大きな字で書いている農場もあります。下の写真くらい大きく書いてあると、運動場で見つけた発情の牛の番号も遠くからでもわかります。
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どの牛が受胎しているか、どの牛が空胎で注意がいるか、どの牛が治療中でいつまでに何をするのか、などは繋ぎ牛舎では牛の寝床の上の小さなボードに書いている農場は多くあります。

また、ノート、黒板、ホワイトボードを利用して牛ごとに分娩日、授精日、乾乳予定日、分娩予定日を記入しています。

最近は、多くの農場でパソコンを利用して繁殖を管理しています。
パソコンは非常に使い勝手のいい道具ですが、毎日入力、毎日出力(必要なリストのプリントアウト)が基本です。

見える化のポイントのひとつが、「みんなに見えなくてはいけない」ことです。
繁殖担当者はわかっているのですが、他の人はどの牛が妊娠していて、どの牛が授精が必要か、治療が必要かなどかわらないケースもよくあります。

大型の農場では、各自が担当を持っていますので、自分の担当以外のところは知りませんが、家族経営の農場では、メンバーみんなが知っているべきです。

ひとりが休みや用事で休むと、作業ができなくなる、授精師や獣医師がきても、どの牛を処置するかもわからなくなることもあります。
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# by agricoach | 2007-11-06 05:24 | 見える化

割れ窓理論

割れ窓理論(ブロークン ウインドウ理論)というのがあります。

これは、割れた窓ガラスを放置すると、誰も関心がないというサインになり、次第に他のガラスも割られ、犯罪が増えるといった悪循環に陥る、ブロークンウインドウ理論です。

有名なのは、犯罪の多いニューヨークでジュリアーノ市長が、この理論に注目し、とにかく汚れた町や地下鉄の電車内をきれいにしたり、落書きを消したりしたそうです。

その結果、犯罪がすごく減りました。

この割れ窓理論は農場にも共通します。
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この写真は、農場の通路に倒れたほうきです。
いつも目に付くところにあるのだけど、農場のメンバーは誰も気にしません。
割れ窓理論では、これが1枚目の割れた窓です。
この状態を放置していると、下の写真のようになってきます。

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育成の牛舎の横ですが、錆びて使わない柵や壊れたハエたたき、汚れた毛布やトタン、よごれたスコップが散らかっています。

これでは、基本的な作業(牛の寝床の管理、きれいな水や空気、えさ箱の掃除など)が
行き届くはずはありません。

使わない物が牛舎の中に転がっていると、少しづつ、どうしようもないくらいに
散らかってきます。

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机の上に汚れた物がひとつあると、しばらくするとこの写真のように
散らかってきます。

そうなると、必要な書類がどこにあるかわからなくなるし、
牛の成績(処置しなくてはいけない牛のリスト)もわからなくなります。

それでは、農場でやるべきことが把握できません。

「割れ窓理論」を気にして農場を見回してみてください。
「これじゃあ、まずいな!」と気づくところが、いくつかあるはずです。

この話で一番のポイントは、上の写真の「倒れたほうき」を気づくかどうかです。

気づかなければ、直そうという気にもならないし、行動にできません。

次に気づいても行動するかどうかです。
「めんどくさい」、「まあいいや」などと思っていれば行動になりません。
そうすると次の写真のように散らかってきます。

この意識を高める一番の方法は、多くの経営者が主張する「トイレ掃除」なのです。
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# by agricoach | 2007-11-04 02:38 | 整理整頓

失敗学

失敗学の中では、失敗した原因を今後に生かすために、細かく分析します。

たとえば「壊れたフェンスを修理する」という作業がうまくできないとき、それはなぜか。

壊れていることに気づいてないのか、
自分で修理する技術がないのか、
気づいて技術もあるのだけど、時間がないのか、
ヤル気がなくてどうでもいいと思っているのか、
気づいているけど「まあ、怪我はしないだろう」と、あまく予測しているのか、
ヤル気も技術もあるけどお金がないのか、

などです。

もし、「壊れたことに気づいていない」となると、壊れていることを気づくためにどうすればいいのか、月に一回は農場内の整備の日を作って点検するとか、気づいた人が事務所のボードに大きく書き出すようにするとか。

よくあることが、壊れたことをお母ちゃんは知っているのに、それを修理するお父ちゃんに伝わってないのです。

また、壊れていることはわかっているのに、農作業が忙しくて手がまわらないのです。

忙しくても、ヤル気がなくてもそれができるようにする仕組みをどうするかです。

もし、忙しかったりヤル気がなかったりするようなら、お金はかかりますが外注すべきです。

外注する時も、誰がいつどのように、そしていつまでに終わらせてもらうのかなどを確認してスケジュールの中に入れなければ、実行まで行き着きません。
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# by agricoach | 2007-10-19 04:59 | 失敗学

失敗学


世の中には、変なことを研究する人がいるもので、失敗を研究する「失敗学」なるのもがあるそうです。

失敗は世の中に無数にあり、小さい失敗、日常繰り返す失敗、仕事でしてしまう失敗、大きな事故になり多数の人が亡くなるような失敗など、昔から何度も繰り返し起こっています。

失敗の原因が何であり、それどうすれば防ぐことができ、世の中に役に立てるのかを研究するのが「失敗学」です。

普通なにか失敗が起こると、「誰が悪い」と責任を追及しますが、それよりもだいじなことは原因をはっきりさせて、次にまた同じ失敗をしないようにすることです。


農場での失敗といえば、乳質が悪く乳房炎も出るし体細胞も高い、タネが付かない、お産後調子が悪く牛が死ぬ、足が痛くて廃用になる牛がいる、子牛が下痢で死ぬ、サイレージの質が悪い、出荷制限中の乳をバルクに混ぜてしまう、機械が故障する、作業で人間が怪我をする、設備の不備で牛が怪我をするなどがあります。

小さな失敗といえば、授精師への連絡を忘れてしまう、パソコンへの繁殖記録の記入を忘れてしまう、牛の移動が遅れて乾乳が遅れる、記録のチェックが遅れ分娩室に入れる前に分娩してしまうなど多くの失敗があります。


失敗のおもな原因は、未知というのはまれにはありますが、ふだんよく起こるのは、無知、誤判断、不注意、決まりを守らない、この4つです。

この4つは予測することができて、防ぐことができます。

予測されること、それを知らなかったり不徹底のために起こってしまいます。

農場内でみんなが知っている起こり得る事故として、抗生物質の入った乳房炎の乳をバルクに入れて全部廃棄になる、腐ったりカビの生えているエサを牛に食べさせて病気になる、暑さのストレスで繁殖成績が悪くなる、牛床の管理が悪く乳房炎になる、閉め忘れた扉から牛が逃げ出して怪我をする、滑りやすい床で牛が滑って脱臼するなど多くの事故があります。

失敗の原因である無知、誤判断、不注意、決まりを守らない、この4つは農場でも頻繁に起こっています。

やらなければいけない作業が農場の中に、いろいろありますが、特に不注意、決まりを守らないで多くの失敗、事故が起っています。

「注意していれば、こんなことにならなかったのに!」とか「決まったことをしっかりしていれば、よかったのに!」とか思うことは農場では多く発生しています。
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# by agricoach | 2007-10-10 06:07 | 失敗学

都城でのセミナー その2

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都城普及センターでセミナーをしました。
春に続いて2回目です。

今回の話題は、

アイスブレイク 15分                     
     写真クイズ  まず一人で考え、次に班で考え発表
     どんなことが起こっているのか、起こる可能性があるのか

3つの輪の解説  10分                      

整理整頓について。 15分                      
   何を整理整頓するか

コストパフォーマンス四天王  15分                 
   メモ、日誌、ミーティング、整理整頓

実習 25分                             
   @6本の柱の中で、「仕事」について
     収入、形態、休み、従業員、何を生産するか、地域との関係、インターネット、
     グループ内で発表。
   @具体的なやらなければいけない作業の書き出し
     付箋に書き出して、並べ替えグループ化、優先順位、期日

原田式の簡単な解説と募集  10分                  

以上のようなスケジュールでしました。
1時間半しかなかったので、質問の時間もなくて
”びっちり”しました。

反省としては、
KJ法とメモの連携の説明
「あたりまえをあたりまえに」のスライド
6本の柱を細かい部分までカラーでイメージすること

以上の部分が足りなかったと思います。
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# by agricoach | 2007-10-02 21:06

伝言メモ、伝言ノート、伝言ボード。

個人の記録に使うのがメモですが、
農場内でグループで共有するのが伝言メモ、伝言ノート、伝言ボードです。

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数人で作業をしている農場では、仕事の受け渡しが必要です。その連絡がうまくいってないことでミスをしたり、事故をしたり、ロスをしたりすることはよくあります。それを防ぐのが伝言メモ、伝言ノートです。

何号の牛が乳房炎の治療をしたから乳はバケットで搾りバルクに入れないとか、
何号の牛は治療中だから治療を継続するとか、
機械の修理を頼んだから午後から修理のために使えないとか、
何号の牛は発情で授精師には連絡済みとか、
何号の牛はお産が始まったので注意が必要などの
農場作業で連携しなければいけないことを書きます。

作業に入る人は、この伝言メモ、伝言ノートを見て作業に入ります。
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# by agricoach | 2007-09-21 05:38 | 見える化

悪い情報の見える化


「異常や問題は本来見せたくないのもである。しかしこうした”悪い情報”こそ”見える化”する価値が高い。悪い情報こそ早く ”見える” ようにする。」

脳科学者に言わせると、人間の脳は見たくないものは見えないようになっているそうです。

目の前にあっても意識したものしか見えない。頭の中に他のことがあれば見えないそうです。

例えば、「今までどうりに収入が入って、どうにか生活をしていけるんだ。お金の心配は母ちゃんの仕事だ」という気持ちが強いと、今後、濃厚飼料の値段が上がり続け、乳価は上がらないという現実が見えません。通帳にお金がないということが実感できません。

そうなると危機感がなく今の牛の成績が悪いこともそれほど見えません。見えなければ対策をとる必要を感じないので、変わりません。

病気がちょくちょく出て牛の調子がよくないなどの悪い情報は見たくありません。
農場のメンバーの不満も農場長にすれば聞きたくありません。

農場のメンバーは「牛の調子が悪い」「体細胞が高くなってペナルティーを取られた」「仕事の連携ミスで牛の調子が悪くなった」などというと農場長に怒られるので悪い情報は言いたくありません。

また、「給料が安い」「仕事の段取りが悪い」「自分ばかり仕事が多くて農場長は仕事が少ない」などの不満も農場長にしてみれば聞きたくない情報です。

農場の従業員が「悪い情報」を言ったとき、農場長が「そんなことはどうしようもない」とか「そんなことはお前の責任だ」とか「文句ばかり言わないで仕事をしろ」とか「なぜ失敗したのか、お前の作業の仕方が悪い」とかを言われると従業員は「悪い情報」をだんだん言わなくなります。「悪い情報」を言うと農場長から怒られるので、自分を守るために言わなくなります。

まず、農場長の仕事は「悪い情報」をすぐに出せる環境を農場内に作ることです。そのためには「悪い情報」を聞いたら、農場長は「そんな言いにくい事を言ってくれて“ありがとう”」と言わなければいけません。そのためには農場長は「悪い情報」の価値がどれくらい高いかを認識しなければいけません。

「悪い情報」をひとつひとつクリアしていければ、農場長にとっても、従業員にとっても牛にとっても、消費者にとってもすばらしい農場になるからです。

つまり牛が健康で収入が上がり従業員が楽しく働けて健康で安全な生産物を出荷できる農場です。

「悪い情報」はそれくらい価値があると思えば、腹の立つのをグッと飲み込んで、それを言ってくれれた従業員にまず「ありがとう」を言わなければいけないのです。
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# by agricoach | 2007-09-19 06:09 | 見える化

見える化には質、鮮度、タイミングが大事

「問題発見や問題解決を行なうに必要な情報は、量より質、もしくは鮮度、タイミングに価値がある。」

これは生き物を扱っている農場では特に関係します。

一番は病気です。
下痢にしろ食欲不振にしろすぐに対応しないとひどい場合は死んでしまいます。病気の治療は、もっとも緊急のものですが、それ以外にも「質、鮮度、タイミング」を注意することがあります。

たとえば「乳質」。体細胞が悪くなったとき、バルク全体でいつから悪くなったのか、それがどの牛で起こっているのか、その悪くなった原因はどこなのか、ミルカーの問題か搾り方の問題かエサのカビや硝酸の問題か、それを誰がいつどのようにチェックして、誰がいつから対応するのか。これらのことをしっかり仕組みとして作っていないと、悪くなってしばらくして、「こりゃあ、まずいな!」と思い出してそれから検査に出したりチェックを依頼したりします。

診療所でも、たとえば細菌検査ではなるべく次の日には菌の種類の検査結果をだして、感受性試験は二日後には出して検査結果を治療に生かしなさい、と言われます。

検査しても1週間もあとに「あの細菌は、○○でしたよ。薬は××が効きます」と言っても役にたちません。

「情報の鮮度、タイミング」は管理に関しても同じです。

気温が高くなって食欲が落ちてきたときに、暑さ対策はなにをどのようにするのか、暑さのためにエサの腐敗が早くなって、質が落ちて来ていることや体温が高くなって軽い日射病になっているとき、水の質が悪くなっているとき、刺しバエのために牛が落ち着かず、かたまってしまい牛床が汚れてしまうとき、蹄が長くなって少し蹄病が出始めたとき、肥満の牛ややせ牛が目立ち始めたときなどいろんな牛の管理の部分で「情報の鮮度、タイミング」が重要になります。

人の部分でもそうです。農場のメンバーのだれかが体調が少し悪くなってあるいは人間関係が悪くなって牛の管理に手抜きが出たとき、すぐに対応ができるのか。

農場の中で作業の連携が取れていないと搾乳作業、繁殖管理(発情発見や授精、記録のチェック作業)、畑の作業の手抜きやチェック漏れやミスが起きます。

その時にすばやく対応ができている農場はいいのですが、1~2週間してから対応するような農場では、解決が後手後手になります。
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# by agricoach | 2007-09-17 05:37 | 見える化

従業員の勉強会

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これは私が行っているある農場で、自らが勉強会をしているところがあります。
そこの農場長が、「これは使いやすいかも」と思った
「あたりまえだけど、なかなかできない仕事のルール」という本から
毎日1つの項目 2ページをコピーして、農場のメンバーで
読んで、感想を言って、その感想を紙の裏に書いて、
次の日に気をつけることを考えています。

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これは、事務所の入り口のガラスに貼ってあるメモです。
従業員のその日の気をつけることをメモに書いて貼ってあります。

出入りのたびに目に付いて、非常に効果的です。
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# by agricoach | 2007-09-15 07:11


2冊目の本ができました。今回の本はイラストをいっぱい入れています。       メールは kagryt5297wexv@btvm.ne.jp まで。


by agricoach

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