診療所長のチェックリストでの役割


今回の行動科学の話題では、胃洗浄や帝王切開を例にとってエクセルファイルで書き出していますが、これ自体が診療マニュアルになります。

さて、あなたの診療所では診療マニュアルはあるでしょうか。ほとんどの所では、ありません。

また、チェックリストやマニュアルを作っても、23日したら使わなくなります。

マニュアルやチェックリストを使用する目的は、業務の標準化であり、全員のパフォーマンスを向上させることであり、それが診療所全体の業績の向上に直結していきます。

部下にマニュアルやチェックリストを渡しただけでは、1日や2日で誰も使わなくなることは明らかです。多くの会社でマニュアルがありますが、あるだけで機能していない時、診療所長はどうすれば部下にマニュアルを継続して使用してもらえるのか。「仕事だからやれ」と命令しただけでは使いません。

みんながマニュアルを使いたくなるような環境づくり、つまり、なぜ必要か、どんな効果があるか、作っていく行程、現状に合わせた更新などがマニュアルについての大切な行動です。マニュアルで大事な事は、これが変わりつづけていく、ということです。業務は現場で起こっていますが、仕事をしながらメンバーの知恵と工夫で随時変わり、それが実行されていくことが要点です。

診療車内のケースや道具や薬の配置などは日々変化してもおかしくありません。

それをみんなで共有することで日々変化することがその診療所内で定着します。マニュアルやチェックリストを診療所のみんなで作ることは、非常に高い成果を生みます。

作る工程で、いろんな手技や手法、考え方、具体的な行動などが出てきて各自の勉強になります。特に新人にとっては、なぜ、その方法がほかの方法に比べていいのか、ほかの方法ではどんな不具合が起こる可能性があるのか、過去にやった方法でうまくいかなかった事などを知ることができ、また、新しく行った手法や手技がよければそれに変更します。

最近は規模が大きくなり、従業員が増えている農場が多くなりました。このマニュアルやチェックリストつくりの工程は、診療所のみならず、今後生き残っていく農場でも非常に有効な手法です。


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by agricoach | 2017-04-10 00:35 | 行動科学


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