コストパフォーマンスの四天王:メモの技術
「メモ」「日誌」「ミーティング」「整理整頓」が農場内のコストパフォーマンスの四天王です。
この「コストパフォーマンス四天王」の経済効果は、古いトラクターを新しくしたくらいの効果があります。トラクターを新しくするには数百万円かかりますが、「四天王」を利用するには数百円です。
付箋やメモ帳は100円ショップに行っても手に入ります。
メモはなぜ必要なのでしょう?
「“頭の中には3個まで”の法則」というのがあると私は思っています。頭の働きのいい人は、いっぱい入りますが普通の人は、何かをしながら考えられるのは3つまでです。
たとえば農場で作業しながら何かを考えていたとしましょう。
「今日帰ったらあのテレビを見よう!」と
「帰り道にあのお菓子屋でケーキを買って帰ろう!」と思っていると、あとひとつです。
そこで「何号の牛が発情だから、授精師に連絡しなくてはいけない」ということを覚えておくと、頭にはもう3つになり頭に入りません。
農場の作業のとき「ミルカーの調子が悪いので、点検を頼もう」と思っていても、事務所に帰ったら授精師への連絡は覚えていますが、ミルカーの点検のことは忘れています。
私なんかもこんなことは日常茶飯事です。
それを解決するのが「メモ」です。
専門用語で、「外部記憶装置」といいます。仕事の途中に何かを思いついたらすぐにメモをする。
これはメモ帳でもいいし、付箋でもいいし、ICレコーダーでも携帯電話の録音機能でもいいです。
車の運転中にも思いついたときはすぐにメモします。運転中に私が使うのはICレコーダーです。
車の停車中には付箋も使います。付箋をメモの代わりに利用しています。
仕事中に思いついた事や、忘れたらいけないことなどを付箋に書いて、車の中に貼っておきます。
これは、思い付いた事の「見える化」です。
次にやる仕事や忘れてはいけない事、仕事中に思いついたことなど、「見える」ようにしておくには、最適な道具です。
なにしろ、「安い!」。100円で売っています。これほどコストパフォーマンスがいい道具は、農場にはありません。
by agricoach
| 2007-08-17 06:32
| 見える化